toeic 多読 について。

英語学習をする上で、多読の効果が注目されていますが、私個人の見解としては、英文構造を見抜けない人が、どんなに沢山英文を読んでも時間ばかり無駄にすることになると思います。

前回のブログで英文一文一文を正確に読める事の重要性について話をしましたが、多読というのは、構文トレーニングがある程度終了してから行う方が良いと思います。

ただ、それが終了してからはドンドン英文を読む事をお勧めいたします。例えば、TOEICスコアアップを目指している人が、構文がある程度把握できるのであれば、TOEIC公式問題集の中の英文をドンドン多読してみれば良いのです。

意味の把握が出来る人はドンドン英文を読む事で、速読力もある程度勝手に身についてくるので、一石二鳥です。もし、TOEICに出題される英文はどうも・・・と言う方は英字新聞などでも良いでしょう。

私が海外に1年住んでいた間は、とにかく英字新聞を可能な限り読んでいたので、帰国し本格的にTOEIC学習を始めた時は、あまり英文自体を難しく感じる事もなかったのです。英字新聞の多読の効果が大きかったのでしょう。もう一つ面白かったのは、多読をやってからは、自動的に英語リスニング力も随分と向上していたことです。リーディングとリスニングは表裏一体ですから当然と言えば当然なのですが。

toeic 傾向 変化 まともなリーディング力を付けないと点数は取れなくなる。

ここ2・3年のTOEICリーディング問題をやっていて改めて思うのは、ピンポイントで読めば解けるような問題がかなり減ってきているということです。

TOEIC問題全体をある程度しっかり読めて、全体の流れをきちんと掴みまっとうなリーディング力をつけない限り結局高得点を望めないということかもしれません。

そのように考えていくと、英語学習の原点回帰とも言えるでしょう。

英語が嫌いだというのもTOEIC学習しなければならないという人にとっては、より大変な状況になってきていることだけは確かです。

ですから結局、自分が楽しめる方法可能な限り見つけ、少しずつ読む練習を増やしていくしかないと言えるでしょう。

そして、文法や英単語、構文把握といったものが普通に必要になる訳です。

私が心配するのは、私位の世代ではなくて、今の大学生の年齢より下の世代です。そして大学に内部進学などで入学した子たちです。彼らはほとんど英語を読むと言うことができない状態にも関わらず、日本社会をより英語を求めるようになってきています。

今後おそらくTOEIC試験に加え、 TOEFL試験が力を増してくるでしょう。そうなると、読めない世代はますます英語学習に困ることになってしまうのです。今のお父さんお母さん世代はそれをしっかりと認識しておかないといけないと思います。

TOEIC リーディング 返り読みはやめよう!

TOEICの長文問題などをやっている時に、英語の文章を高速で読めるようになりたいという方もいらっしゃるかと思います。英語で書かれている物を早く読めるようになるためには、トレーニングが必要なのですが、「返り読み」をしていると早く読めるようにならないので、これは早いうちに中止しなければなりません。

TOEIC リーディングは時間との戦いですから、これをやっているとどうしても時間が足りなくなってしまいます。また、リーディングとリスニングは関係しているので(読めない人は聞けるようにはならない。)「返り読み」はリスニング能力の形成をも妨げます。

さて、どのようにすれば英語の語順で読めるようになるかというと、それはその感覚を体に植え付ける ということです。

日本語:私はカレーを食べた。

英語:I ate curry.(私は 食べた カレーを)

日本語と英語は言語の種類が違うのでどうしても語順が異なってきます。ですが、慣れてくるとこの語順でも違和感は無くなるのです。

ではどうすれば?そのままの語順で読めるようになるか?というと、可能な限り、意味や構造がわかっている英文を声に出して読んでみることだと思います。また、リスニング練習をたくさんやるのも良いでしょう。

最初はなかなか追いついていけなくても、段々体の方が慣れてくるので、継続していると必ず出来るようになります。これをやっているとTOEICにも必ず活きてきますし、何よりも本物の英語力が付いてきますのでおすすめです。

TOEIC 速読 訓練の手順。

TOEIC試験のリーディングセクションで大量の英文を読こなす必要なります。いわゆる速読 が必要になるのですが、そのためにはどうすると良いでしょうか?

私は、段階的なトレーニング必要であると思っていますが、基本的には『自分で理解しようと思いながら可能な限りリーディングの速度を上げていく』ということであると思います。

段階的なトレーニング話をしましたが・・・・

1.意味のわかっている英文を構造に気を付けながら読む。

2. 1番がクリアできたら、自分が見たことがない英文を、自分で可能な限り理解しようと努めスピードを上げていく。

このようなトレーニングしていけば良いと思います。

もちろんこのようにしてTOEIC英文を読んでも、時々わからない部分が出てくることもありますが、わからないことにあまり落ち込む必要はありません。

ですが、そのような時は可能な限り、文脈や論理構造に気を付けながら英文を読むとかもしれません。そうすると話の流れからわからない英語の意味が推測できる場合も多々あります。

最初は難しくても、このようなトレーニングを続けているとある時必ず急に読める時期が訪れます。そのようなに時期を楽しみに待ちながらぜひTOEIC速読の訓練をしてみてください。

TOEIC背景知識 も大切!和訳を先に読む。

TOEICリーディングパートの長文問題をスラスラと読めるようになるには、やはり大量の英文を読まなければならないと思うのですが、ビジネスの世界・背景で使われている英語がいまいち解からない方にとっては優しい英文と思われるものでも意外に難しいかもしれません。

そこで私のお勧めするのは、TOEIC公式問題集を含めて、様々なリーディングのための問題集の日本語部分を大量に読むと言うことです。

日本語で大量のTOEICに必要なための予備知識を仕入れるということです。TOEICにはどのようなタイプの英文が出るのか?という事を知っておくだけでも、知らない場合と比べて英語を読むのは格段になるはずです。

TOEICでは無いのですが、実は私自身が大学受験生のために英語指導する時に『英文をたくさん読む前に背景知識を仕入れて』とお願いする場合があります。またTOEFL試験を受ける学生さん達のために、同じように『TOEFLの背景知識を仕入れましょう』ということがあります。

そんな時には、英語をたくさん読む前に、日本語で、それらの英文の和訳を読み、そしてそこに書かれている内容を理解してもらうということをやらのですが、これをやるとかなり英文を読むのが楽になるという方がいます。

TOEICスコアアップのためにも、効率的に背景知識を早く獲得するために、ぜひTOEIC公式問題集や参考書の和文をたくさん読んでみてください。

toeic 速読 について

TOEIC学習をしている方の中には、英文を早く読めるようになりたいという方がいらっしゃると思います。いわゆる速読についてです。今日はその話をしたいと思います。

私は速読というのは、 2つのタイプに分かれると思っています。そしてこの2つをうまく組み合わせて使うことが重要だと思っています。

・ 1センテンス単位で早く読めるようになる事を意味する速読。

・問題文のなかの必要な情報を素早く見つけ出すための速読。

まずワンセンテンス単位で早く読めるようになるためには、基礎的な英文法や英語構文力、そして英単語力を持っている状態でたくさんの英文に触れることで形成されると思います。 TOEIC試験を受けるための速読であれば、やはりTOEIC試験の問題を何度もたくさん読んでみることに勝るものはないのだと思います。

次に、問題文の中から必要な情報を見つけ出す為の速読は、様々なタイプのTOEIC問題に触れながら、情報ピックアップしていく練習を積み重ねていくことだと思います。様々なタイプの問題にアタックしていくと、だんだんこのようなコツが掴めてくるものです。

2つの速読がTOEIC学習に役立つと思いますが、私はこれらに加えて文脈を正確に把握する訓練をすることも、速読につながると思っています。 TOEICを例えば読んでいるときに、話の流れが掴めていると、それだけ先の文章の展開が予想できますし、また頭の中に英文を記憶しやすくなると思います。

いずれにしましても、リーディングの技術を磨く事は、単にTOEICスコアアップだけではなくて、様々な可能性を開いてくれるツールになると思います。

toeic 多読 効果 について

TOEIC学習をはじめとする英語学習全般をやっている方の中には、英語をたくさん読むいわゆる多読に関心を持っている方もいらっしゃると思います。

今日は私の経験を踏まえた上で、それについて話をしたいと思います。

まず多読は効果があるのか?ということですが、結論から先に言うと絶対ありだと思います。ですが、私が思うに以下の条件をきちんと満たしていなければいけないと思います。

・文章構造をある程度正確に取れる基礎力がある事。

・自分のレベルにあったTOEIC英文なり書籍を読み込む事。

・いちど読んだ英文を複数回読んでみること。

以上が私の思う条件です。

意味がわからなくても、たくさん英文を読むと効果があるか?と言われると私はあまりないと思っています。ですから、意味の分かる英文を多読するということが必要になります。

そのためには、文章の構造がある程度正確に取れるという条件が必要になります。また、自分が書籍を読んでいるときにわからない単語がたくさんすぎるのもまた問題です。1行につきわからない単語が1つ現われるようでは、そのTOEIC英文なり書籍は現段階において難しすぎるということを意味しています。また、いちど読んだ英文を複数回読んでみるという事は非常に効果があります。わからない単語がたくさん出てきたものであっても、文章構造きちんと理解した上で、複数回読むと、その英文は学習者にとって血や肉となるでしょう。

TOEICスコアアップのためにもリーディング力アップは絶対に必要です。ぜひ正しい多読を通じて、リーディングの力あげてください。

TOEIC長文読解 和訳の順番は英文構造が解ると自動的に決まる。

TOEICレッスンをしている時に、初心者の方から質問されるのが、どのような順番で英語を訳せばよいのか?ということです。生徒さんがこのようなことをお話になる状況は、やはりTOEIC学習の初級の場合が多いのです。というのも、文章の構造がわかっており、修飾関係などがわかるようになれば、英語から日本語に訳すと言う順番は自動的に決まるわけです 。

別の言い方をすれば、このような質問を生徒さんが言う段階では、その生徒さんは文法理解していなかったり、文書の構造が見えていないということになります。ですから順番に自分の弱点分野を一つ一つ潰していかなければならないのです。

こういった質問が出る時は、だいたい英語の文章が短い時ではなくて、英文が長いような場合なのです。また、自分が知らない単語が1つの文章にいくつか入っているようなときなども多いのです。長い文章でも短い文章でも文章の基本構造は同じであるのに、長くなると、和訳ができなくなると言う場合は、短い文章でも文章の構造を理解しているわけではなくて、自分そこにある単語を元にし、自分で勝手がは和訳を作りあげているようなケースが多いのです。

このような状況では、どんなにTOEIC関連の対策本をやりこんでも、なかなか効率的な対策はできないでしょう。TOEIC公式問題集などをしっかりと使えるようになるためにも、まず地道に基礎固めを徹底する必要があると思います。

TOEIC学習初心者はtoeic 問題文の和訳を手で書くべき。

TOEIC学習をやっている方達の中で、基礎力が低い方は(スコア300点位までの方は特に)英語で書かれた文章読む時に、最初のうちは和訳をしっかりと手で書いてみる必要があると思います。

ある程度力がついてくると、これは時間がかかる作業なのです、する必要ないのですが、基礎力が低いうちは基本事項しっかりと習得する必要があるので、英語を日本語にする際には慎重にやるべきだというのが私の意見です。

英語の文章を読む際には、主観を排除して客観的であるべきです。そうでなければ、正確な和訳ができないからです。初心者の方はどうしても経験が少ないからなのか、なんとなくフィーリングで和訳をしようとします。ですが、このなんとなくのフィーリングを続けていると後々上達しなくなるのです。文章が複雑になればなるほど、感覚だけで和訳をすることはできなくなるためです。

修飾関係などは、しっかりとその係り方が理解できなければいけないのですが、手で和訳を書いてみると、自分が本当にどこまで理解出来ているかがわかります。

英語の文章を、構造に従って和訳をしていく練習をすると、文章の構造を見破ることも早くなります。よく速読速読といいますが、これができるようになるためには、英語で書かれた文章の構造を瞬時に見極めることが必要になります。たくさん文章を読んでもストラクチャーを素早くみきわめることができなければ、速読も何もあったものではないのです。

TOEICリーディングと国語力

TOEICの指導していると、たまに感じることがあるのは、 TOEICスコアの低い状態、いわゆる英単語や英文法等の英語全般にわたる知識が少ない状態であっても、それなりに文章を読める人がいるということです。

このような人達に共通すると力というのは、日本語での読解能力なのです。文章を読んで理解する力です。文章を読んで話の流れを追える力と言っても良いかもしれません。

英語に接していると、段々と英単語や英文法の知識も増えてくるものなのですが、ある一定水準以上になると、日本語での言語能力が問われると思います。別の言い方をすると現代文の力なのです。

英単語や英文法を結構しているのに、TOEICのリーディングで思ったように点数が伸びないという方は、一度自分が現代文の力が本当にあるかどうか?をチェックしてみたほうが良いかもしれません。

抽象的な文章を読んできちんと理解することができるようになると、TOEIC水準の簡単な物であれば割合すぐに内容がつかめるようになると思います。

そして、話の流れがやはり終えないと、長い英文を読んだ時に、頭の中に残っているものがほとんどなくなります。そうすると、実際にTOEICの問題をやっているときにも、設問と問題文を行き来しなければならなくなるので、時間のロスも大きいのです。