toeic リーディング 勉強法 

 

toeic リーディング 勉強法

 

toeic リーディング 学習は何から始めるべきか?

 

toeic スコア大幅アップを達成した方達の結果を観ていると、そこには共通のポイントがある。それはreading セクションの点数がある程度安定して取れるようになる ということである。

トーイック リーディング セクションで点数を上げたいけれど、どのような手順を取り、学習を進めれば良いのか分からないと言う方も多いと思う。

本日はTOEIC Reading 学習の効率的な進め方についてお伝えしたい。

 

toeic 公式問題集 を使って現状を知る。

 

toeic リスニング 対策 の進め方でも述べたとおりだが、toeic学習はまず自分の現状を正しく分析するところから始まる。この時に一番有効になるのが、toeic 公式問題集 シリーズ である。

リーディングセクションの実際の制限時間である 1時間15分を守り、一度100問全て解いてみると良い。そして、以下のことを分析してみて欲しい。

 

・part 5でどの位正解出来たか?(→どの程度英語基礎力があるか?が判る。)

・part 5では、どのようなタイプの問題で間違えたか?(英文法の問題 or 語彙の問題)

 

・part 6 では、どのようなタイプの問題で不正解であったか?(→英文法の問題 or 語彙の問題どちらで間違えたか?どちらかによって対策は違ってくる。)

 

・part 7 では時間が足りないと感じたか?(→英文の速読力・速解力を養うことでスピードupが可能。)

・part 7では問題の内容によって読み易い、読みにくいと感じたか?(→問題のタイプによって、正答率が違うのであれば、タイプ別の問題集をすることで変わる可能性もある。)

 

toeic リーディング 勉強法 と言っても、状況により対策は大きく変わってくる。

 

toeic パート5が弱い場合。

 

トーイック part5の正解率は非常に重要である。ここで英語の基礎がどの程度あるか?が解かるからだ。

基礎と言うのは、英文法力  英単語力 である。

パート5で正答率が高くない時には、上記2点が弱いということになるが、どちらが弱いのかをキチンと分析しなければならない。

そして、それに合わせた対策が必要になる。

(※toeic part5の具体的な学習方法については〝toeic part 5 勉強法〟を参照頂きたい。

 

英文法力が弱いケースでは2つのケースが考えられる。

 

英文法が弱い場合、スグにtoeic 英文法の問題集に飛びついてはいけない。それは、英文法が弱い場合でも2つのケースが考えられるからだ。

 

・基礎的な英文法が体系的に理解出来ていない。

・各英文法項目ごとに、問われる視点を理解していない。

 

それぞれに合わせた適切な対策を施すことで、toeic 点数のアップに繋がるので、シッカリ見極めて欲しい。

 

基礎的な英文法を体系的に理解していない場合の対策

 

基礎的な英文法が体系的に理解出来ていない場合、toeicの英文法問題集で学習しても殆ど身に付くものはない。

このような方達は、このタイプの問題集をこなしても、殆ど上達している実感がなかったり、スコアアップに繋がっていない筈だ。

英文法が体系的に理解出来ているかどうか?のチェックはtoeic英文法問題集の解説を読み、理解が出来るか?どうかで確認できる。

体系的に理解出来ていると、解説を読んでもすんなり解かるが、出来ていない場合は、解からないはずだ。

この状態の時は、一度toeicの問題集は置いておき、体系的な英文法学習をある一定期間行う方ことをお奨めする。

(※体系的な英文法学習の進め方について知りたい方は〝英文法力を効率的に高める学習手順〟を参照頂きたい。)

 

英文法項目ごとに問われる視点を知らない場合の対策

 

toeic高得点を上げる人や、toeic part5 で正答率が高い方は〝英文法項目ごとに何が重要なのか?〟という視点を持っている。視点が無い人は、体系的な英文法力を持っていても、正解に辿りつけない。

各英文法項目ごとの視点というのは、以下のような視点である。

 

・品詞に関して、副詞が問われる時には、形容詞の修飾をするケースや動詞の修飾などが問われる。

・分詞に関する問題に関しては、ed(過去分詞)かing(現在分詞)のどちらか?を選択させる場合が問われる。

・関係代名詞に関する問題では、主格、所有格、目的格などの選別が出題される。

 

視点を知っているか or 知っていない かで、勿論正答率も変わるが、解答する為の時間が大幅に違ってくる。

part5を早く解答できると、part6、part7で時間をかける事が出来るようになるためスコアアップに繋がる。

また、文法的な視点が多ければ多い程、文章構造の把握が楽になる為、速読力に繋がり、それはまた、設問に解答する時間をかけることができるようになり、さらに得点UPの可能性がある。

このような、文法的視点を獲得する為に有効であるのが〝toeic 英文法問題集の文法項目別問題集〟だ。

問題集で実際に問題を解きながら、どのような視点で問題が出題されるのか?を体感しながら進めると良い。

 

パート5の語彙問題が弱い場合。

 

このセクションで弱い場合の対策であるが、公式問題集の中で出てくる英単語を少しずつ覚えていくのが、懸命だ。

part5のみならず、part6 part7で出てくる英単語で自分が知らない英単語は全て覚えるつもりでやると良い。

効率が悪い方法は、英単語だけで覚えようとするやり方だ。何かと関連付けて覚える方が、記憶の定着も良くなるので公式問題集を反復しながら進めると良い。

toeic 英単語の覚え方に関して興味がある方は〝 toeic 英単語 覚え方 ~少しでも楽をする為に〟を参照してみて欲しい。

 

toeic パート6が弱い場合。

 

このセクションでは、主に英文法に絡めた問題と、英単語の問題 という2つのパターンで構成されている。また、英文を読みながら、文脈がある程度推測できる力も必要だ。以下の点を考えてみると良い。

 

・英文法力、英単語力が弱い場合は、すでに述べたpart5の学習の仕方が有効である。

・文脈推測力が足りない場合は、英文を読みながら、先の展開を予想する訓練が必要になる。

 

(尚、toeic part6 対策について興味がある方は 「toeic part6 対策」 を参照して頂きたい。) 

 

toeic パート7が弱い場合。

 

トーイックpart7が弱い時は主に以下の原因が考えられる。それぞれに対する解決策が必要になる。

 

・英文の構造を正確に掴めず、正確な和訳が出来ない為に、結果として文章全体で何を言っているのか わからなくなる。

・英文の構造はある程度正確に掴めるが、話の流れをキチンと理解していないので、時間がかかり過ぎたり、内容の理解に問題がある。

・語彙力が少ないために、話の流れが掴めなくなる。

 

文章構造が正確に掴めない時は精読練習から

 

基礎的な英文法が体系的に理解出来ているのに、英文を正確に和訳できない人は、精読の訓練を行わなければいけない。(※基礎的な英文法が抜けている人は、精読以前の問題になるので、part5の学習の進め方を参考にしながら、まずそちらを固めることをお奨めする。)

英文を正確に和訳出来るだけで喜ぶのではなくて〝何故このような和訳がにしかなり得ないのか?〟と理屈を重視し、納得いかない部分こそが弱点であるので、そこをシッカリ学ぶ必要がある。

このような理屈を重視しながらの精読学習を繰り返していくと精読が出来るようになるだけではなくて、文章構造の先行きが予測できるので、速読力の形成にも繋がる。

例えば、thatが文章に出てきた場合に「この場合は接続詞のthatだから、that以下の英文が完全な構造になるので、どこが文の最後だろう?」などと考えながら読む事が出来るようになる。

結果として、文章構造を素早く掴めるので、速く文を読めるようになる。(※that に関して体系的な知識を獲得したい方は 〝〝thatの使い方ページ〟を参照して欲しい。)

 

文章構造を正確に掴める時はtoeic 公式問題集で問題を沢山こなす。

 

英文をある程度正確に読める人は、toeic公式問題集シリーズの問題をどんどん読んでみると良い。

勿論、その際に、自分が知らない英単語があれば、ドンドンノートなどに書き出し、スマートフォンなどで撮影し、通学時間中に効率よく復習するのが良い。(※スマートフォンを使った英単語の復習システムの構築に関しては〝英単語 覚え方〟を参照頂きたい。)

 

問題の種類により差がある場合は、種類別に問題演習をする。

 

精読がある程度でき、文章もスラスラ読めるけれど〝ダブルパッセージ問題が苦手だ〟とか〝記事問題〟が苦手だとか問題により、正答率が大きく変わるという方もいるかも知れない。

このような方達は、TOEIC part7に特化した問題集で種類別に問題演習を重ね、苦手なところに焦点を当てるのも良いと思う。

勿論、その際知らない英単語が出てくる場合は、ノートにメモを取り可能であればスマートフォンで撮影し、 スキマ時間に覚えるまで反復すると良い。

toeic リーディング 一文一文を正確に理解する力がないとスコアは上がらない。

 

toeic リーディング 一文一文を正確に理解する力がないとスコアは上がらない。

 

TOEICで安定して点数を取るためには、リーディングセクションで点数が安定して取れることが不可欠です。

実は、これまで指導させて頂いた生徒さんの中でも、スコアが上がらない方は、リーディングのスコアが不整脈のように安定していない場合が多いのです。

そして、その原因は目の前の英文をその時の気分で訳しているケースが多いように思います。 英文を結構読んでいるのに、TOEICリーディングで点数が上がらないケースには文法的な理解も含めて様々な理由が隠れているものですが、その様々な理由の中の一つに〝一文一文を正確に和訳出来ていない〟ということがあります。

一文一文を正確に読めない人は以下のような問題が出てきます。

 

・TOEICの問題正答率が低い。

・速く読めない。

TOEICリスニングで聞けている気がするのに正答率が思ったほどではない。・

 

TOEICの問題正答率が低い

 

本文をキチンと読めていないと、話の流れが終えていないので、当然ながら内容理解が低くなります。そうすると、設問に対しても正確に答える事が出来ません。

また、自分のフィーリングと合った文章で内容はある程度正確につかめていても、選択肢を読む時に正確に和訳が出来ていないと、選択肢を選ぶ時に間違ってしまいます。 TOEICの問題は言い換え表現が多いので、こういうことは十分ありえます。

 

速く読めない

 

TOEIC問題を速く読めるようになりたいからと、沢山問題を解いていても、速く読めるようにならない原因の一つは、内容理解が不十分なことにより、文脈を推測できないことがあります。

一文一文が正確に和訳出来ないと、文脈を追えなくなります。 そうすると、次の展開を予測することが出来ないので、当然ながら速読速解は出来ません。

(※文脈把握力を辞書を使いながら、獲得する方法に興味がある方は「 英語辞書の正しい使い方を知って10倍得をしよう!」を参照して頂きたい。)

 

TOEICリスニングで聞けているような気がするのに正答率が思ったほどでもない。

 

リーディングの力とリスニング力は直結します。(文字が音になったものがリスニングです)

音はある程度正確に聞こえて、わかったような気分になっても、正答率が低ければ、これは”リーディングの力が低いことに起因する内容理解の低さ”と言うことになります。

この状態ではいくら、リスニング練習を沢山しても、時間をかけた割りに聞こえるようにはなりません。 また、リーディングの場合と同じ様に選択肢を選ぶ時に間違うことがありえます。

 

一文一文を正確に和訳できるようになるには?

 

上述べたように、一文一文が正確に和訳出来ないというだけで様々な問題を引き起こすので、正確に和訳が出来ない方は、それに対処していかなければなりません。

正確に和訳が出来るためには、基礎的な英文法の理解が出来ている事が前提となりますが、それが出来ていても、しっかり和訳することが出来ない方は、大学入試用の構文把握の本を一度シッカリ取り組んでみる事をお勧めいたします。

この時に注意することは、自分が理解できるまで、何度も和訳の練習をしてみることだと思います。

よくありがちなのが、一度正確に和訳が出来たというだけで、同じ問題を取り組むことをやめることです。

この練習の目的は、正解の和訳が出来たか?どうかよりも、”自分が未知なる一文を見た時に正確な和訳が出来る力を獲得すること”です。

正確な和訳が出来ても、その和訳の根拠までもが理解できていなければ、何も意味はありません。 和訳の根拠を理解できるまで、取り組んでみることをお勧めいたします。

 

toeic リーディング 速度 をアップするのに必要な力を獲得する戦略とは?

最近TOEIC学習で大幅にスコアアップした方がいます。 1年前の290点から505点まで点数アップとなったのです。 1年前と比較して圧倒的に何が違うかというと、それは読む力なのです。この生徒さんは、もう少し文法の力が上がると100点位は軽く上がりそうな勢いなのですが、いずれにしましても、リーディング力が大幅に上がったのです。

TOEICスコア表を見ていくと、リスニングの点数がかなり上がっており、リーディングの点数はそうでもないので、言っていることが矛盾しているようにも思えるのですが、リーディング力アップとなった事が、リスニングの力に結びついているのでしょう。読めるから以前よりも聞けるという事です。

具体的に、リーディング力のどの部分が上がったか?と言うと、理解力と速読力なのです。どちらも、英文を読み込まないことには獲得できない力です。

さて、速読力に関する話題ですが、「英文を読む時に、時間制限を設けて英文を読むことで速読力が獲得できる」と言う考えに私はあまり賛同はしません。こんなに簡単な方法で獲得できるのであれば、極論を言えば1つの英文読むのに10秒と言う単位でタイムリミット設定すれば良いという話になってしまいます。(笑)実際私はこのような手法で英文が早く読めるようになったり、TOEICスコアがアップした方に会ったことは一度もないのです。

実のところ、TOEICで重要な速読力を決めるのは「文脈を把握する力」であると思います。話の流れが上手に掴めるようになると、先の展開を予測できるので、スピードを上げながら読むことができるようになるということです。また正確に読みながら記憶出来るようになるので、解答時間が圧倒的に短くなるのです。真の速読力=速解力なのです。そして、無駄な動きがないので、頭も疲れないのです。結果として、長い時間集中力も維持でき、ミスを減らすことにも繋がります。

車を運転する時に、あらかじめ道路の状況を知っている場合と、知らない場合では、後者の方が圧倒的に運転が楽ですし、余計な動きを車にさせなくて良いので、効率的に運転が出来るのと同じでしょう。

「文脈を把握する力」ですが、 TOEICでこれを効率良くやるためには、私は対処方法は大きく分けて2つであると思います。

A:様々な問題をTOEIC公式問題集として解いてみて(可能であれば公式問題集シリーズ全てをやる方が良い。)どのようなパターンの英文が出てくるかを感覚的に理解できるようになる。(意外にも、こういう問題のパターンは良くあるな~というのが多いのです。)

B:英文そのものを大量に読み、英語的発想に慣れる。(日本語と英語では同じ内容を表現するのでも、発想の仕方が違うので、これに慣れなければなりません。)

以上2つの部分に於いて慣れることで、文脈を把握する力とスピードアップに繋がると思います。

Aに関してですが、車を運転する時に、高速道路を運転するケース、住宅地を運転するケース、都市部の混雑しているところを運転するケース、城下町などの道が細くて入り組んでいるところを運転するケース では状況が大きく異なります。運転技術が高い人であったとしても、初めて運転する状況では、運転技術が平均的な経験者と比べて運転するのは大変なはずです。それは予想を立てる部分において経験の力が大きくものを言うからです。

英文も同じです。出張の計画に関する話、ある本の書評、電化製品のマニュアルでは全然違います。ですが、これらの英文を一度でも読んで慣れがあれば(可能であれば、これらの経験をスピーディーに活かせるために、反復を何回かしておくことがベターでしょう。)同じようなパターンの問題が来た時に割合スムーズに対応できるでしょう。

Bに関してですが、日本車とドイツ車では同じ車であっても、動きは全く変わってきます。これに慣れるのには、それぞれの特性を掴むしかありません。そしてこれは、それらの車を運転しながら慣れていくしかない訳です。

英文を読む場合も同じです。日本語と英語では発想の仕方が違うので、発想の仕方に慣れておくことで、英文を読む時の理解度が格段に違い、結果としてTOEICに必要な英文を読むスピードが大きく異なってくるのです。

toeic 多読 効果 とは?

TOEIC試験で高得点を上げるためには速読力が必要とされますが、この速読力を磨くためにはやはり大量の英文を読む必要があると思います。所謂 多読 です。沢山の英文を読んでいると、ある時突然読むスピードが速くなるだけではなくて、文章一文を読み終わった時に頭の中に記憶が出来ている量が格段に増えます。そうすると、設問を解くときに、本文と設問を行ったり来たりする必要がなくなり、設問を見てそのまま答えるということができるようになります。結果として大幅に時間を短縮できるのです。またある程度の速読できるようになると、TOEICリスニングも非常に楽になります。

一般的に速読力というと、toeic問題の中の英文を早く読める事をイメージしていると思うのですが、それもありますが、速読力獲得最大の効用は、早く読めるようになることで注意を他の部分に振り向けるようになり、文章を読みながら記憶することに注意を傾けることができるようになるのでしょう。

さて、この速読力を獲得するための方法ですが、英文法がある程度理解できて、英語の文章構造を把握できるのであれば、後はどんどんどんどん大量の英文読書していく事に限ります。個人差があるのでどの位の英文を読むと、ある程度の速読力を獲得できるのか?ははっきりとは申し上げられませんが、量を稼ぐ訓練をしていると、ある時必ずこういった状況に達することができます。そうなるとTOEIC試験が面白くて仕方なくなります。ぜひ皆さん多読チャレンジしてみてください。

英語 チャンク トレーニング はTOEICにも有効。

リーディング力を早急に伸ばすことがTOEICで高得点を実現するための確実な近道なのですが、英文を正確に読めるということがどうしても必要なります。この時に重要であるのは、文章の構造を正確に把握できるということです。

文章を細かいユニットでスラスラ読めるようになると、TOEICリーディングpartでのスコアアップは確実になるでしょう。そこでオススメなのが〝チャンク リーディング〟です。詳しい情報は以下で確認してみると良いでしょう。http://square.toeic.or.jp/program/advice/qa/027/

小さい単位で和訳が出来るようになると、それなりに英文法が苦手だった方が、案外あっさりと理解できてしまうという事もあります。

私からできればやってほしいと思うのは、ある程度英文法を理解してから、読む練習を始めるということです。例えばTo eat SOBA などと英語で書かれていて、この単位で区切るという事が解っていても、不定詞の訳仕方をある程度所なければどうにもならないという部分もあります。

つまり、完璧な英文法が必要はないが、ある程度英文法を理解した上で上記のような練習を始める方が効率が上がるということです。是非トライしてみてください。

toeic リーディング 勉強方法

TOEIC学習をする上で1番重要になってくる事は、いかにリーディングの点数を早い段階上げることができるか?ということなのですが、一般的な学習者は、まずリーディング学習の手順を知っていないので、やみくもにやると時間ばかりかかってしまいます。正しい学習手順を知った上でTOEIC学習を始めた方が、格段に効率が上がります。

その手順ですが、TOEIC公式問題集をまず解き、自分である程度英文が読める人は、不明な箇所を別冊解答で確認をしながら、どんどん問題を解いていけばよいでしょう。

問題は、英文をちゃんと読めない方です。ここで言うちゃんと読めない方というのは、英文をスラスラ読めないのはもちろん、読んだ後に英文の意味が明確にわかっていない方です。英単語力に問題があって読めない方もいるかもしれませんが、TOEICレッスンで生徒さんと接していると、英単語の意味がわからなくて読めないという方は、ほとんどいないと言っても過言ではありません。大方の理由は英語の文章構造を正確に取れないことにあります。ですからそこをまず改善していく作業が必要になります。

文章構造が何故正確に取れないか?というと、それは多くの場合2つの理由が考えられます。

1.英文法を理解していない。

2.英文法をリーディングにどのように役立てると良いのか?理解出来ていない。

それぞれの状況に合わせて対策を進めていく必要があります。

正しいTOEICリーディング学習の手順のまとめ。

基礎的な英文法の理解⇒基礎英文法を活かしながら文章構造を正確に取る練習をする⇒英文をTOEIC公式問題集を使いながら沢山読む。(可能な限り英単語も読みながら覚える)⇒様々な問題パターンに慣れていく。

toeic 選択肢 を細部まで検討する。

あるTOEICレッスンを行っている生徒さんが、少しずつ文章が読めるようになってきているのに、そのリーディングの上達具合と比べて、問題を解いた時に、正答率が向上していない と問題を抱えています。

TOEICリーディングセクションの英文を読むことができないのであれば、正答率が上がらない事にも納得がいくのですが、読めるようになってきているにもかかわらず、正答率が上がらないと言うのは困ったことです。

そこで、原因を探ってみることになりました。

結論を端的に述べると「選択肢を選ぶ時に、細部まで検討し、答えの根拠を探していない」というところが問題でした。

例えば選択肢が「客の問い合わせに対して電話で応じる」となっているのですが、本文では「客の問い合わせにメールで応じる」と記されてのです。私から見ると、この選択肢はひっかけの選択肢なのですが、これに見事に引っかかっているのです。

これでは、なかなか正答数を上げることができません。

そこでレッスンでは、選択肢を選ぶ時に、必ず〝本文のどこにその根拠はありますか?〟とお尋ねすることにしました。そして普段自宅で学習する時にも、同じプロセスをたどっていただくことにしました。

英語を少し読めるようになってきた頃は、注意するべき時かもしれません。英語を読めることに、ついつい嬉しくなってしまって、雑に読みがちになるからです。

いずれにしましても、少し上記のようなプロセスを習慣づける事で、TOEICスコアも徐々に上がってくることだと思います。

toeic 多読 の効果とは?

TOEIC学習を行っている方の中に多読をしている方もいらっしゃるかと思います。適切な状況で、多読を行うと様々なメリットが考えられる思うのですが、間違ったやり方で行うと、時間を無駄にしてしまうと思います。

間違ったやり方というのは以下の様なものです。

・自分のレベルとかけ離れた英文を読み続ける事。

・精読が出来ない人が多読を行うこと。

自分のレベルとかけ離れた英文を読み続けると、なかなか理解しないで、英文を読み続けてることになるので、これでは時間を無駄にしてしまいます。よくわからない物を続けるということは、アラビア語を全く学習したことがない人が、たくさんアラビア語を読み続けてもほとんど効果が上がらないのと一緒です。自分の現在のリーディング能力と比較して、軽く難しいものを読み続けるのが、効果的だと思います。

精読が出来ない人は、間違った解釈を続けて、変な癖ばかりが身に付くことになるので、やり続けてもほとんど効果がないと言えるでしょう。

多読は筋力トレーニングに似ているかもしれません。自分が50キロのバーベルを持ち上げられる状態の時に、60キロを上げられるようになりたいからと、いきなり100キロのバーベルを持ち上げて練習をしても、何も効果が上がらないばかりか、かえって関節などを痛めてしまうはずです。

toeic 精読 が出来れば後の学習は楽。

TOEIC学習をしている生徒さんの中で、英単語力があまりないものの、英文を構造に従って訳すのがすごく上手な生徒さんがいらっしゃいます。

英語的な発想が理解できるようになって、だんだんと英文が読めるようになってきているのです。ここまできたら、あとは英語の文章をたくさん読みながら、どんどん英単語を覚えていくことをするべきです。

TOEICリーディングでスコアを上げるためには(いや、英語力全般を上げるためにはと言っても良いでしょう)英語の文章の構造をきちんと取りながら、正確に読めるようになることが求められます。

どんなにたくさん英単語覚えても、構造に従って確実に読むことができなければ、いつまでたっても高い英語力を獲得できません。

英単語をたくさん知っているのに、TOEIC公式問題集の解説を見てもいまいちその和訳が理解できないという人は、英語の文章を正確による訓練、いわゆる精読ができていないことになります。

これが出来ていないと、いくら多読を続けても、時間ばかりが無駄になってなかなか力をつけていくことができないのです。

学生時代に英語が苦手で精読学習をを怠ってきた方は、必ずどこかでこれをするべきだと思います。

toeic リーディング 正答数 を上げる為に。

TOEICリーディングのスコアアップを達成するためには、英文をスラスラ読め、そして正しい答えを導くことが出来るようになることが求められます。

英語の文章をある程度スラスラ読める人でも、意外にスコアがアップしなかったりする場合があります。様々な原因が考えられますが理由の1つは、問題を解く時に正解を導くプロセスが雑であるということです。

以前いた生徒さんで、結構英文は読めるのに『なんとなく正解を選ぶ』ということを繰り返していたためになかなか点数が伸びないという人がいました。ところがこの生徒さんに、レッスンの度に、どうしてこれが正解ですか?と成果に至るまでのプロセスを、徹底的に確認するという事を続けました。

最初のうちはなかなか点数アップすることができなかったのですが、ある時突然150点位スコアアップして800点に到達することができました。

この生徒さんは、当英語教室に来るまで、たくさんいろいろな問題を解くことを繰り返していて、英語に関しては勉強熱心な方だったのですが、学習の方向性が少しそれていたというだけだったのです。

ある程度英語をスラスラ読めるようになったら『この選択肢が正解の根拠はここにある』という照合訓練を徹底してやってみることをお勧めいたします。