toeic リーディング 勉強法
toeic リーディング 学習は何から始めるべきか?
toeic スコア大幅アップを達成した方達の結果を観ていると、そこには共通のポイントがある。それはreading セクションの点数がある程度安定して取れるようになる ということである。
トーイック リーディング セクションで点数を上げたいけれど、どのような手順を取り、学習を進めれば良いのか分からないと言う方も多いと思う。
本日はTOEIC Reading 学習の効率的な進め方についてお伝えしたい。
toeic 公式問題集 を使って現状を知る。
toeic リスニング 対策 の進め方でも述べたとおりだが、toeic学習はまず自分の現状を正しく分析するところから始まる。この時に一番有効になるのが、toeic 公式問題集 シリーズ である。
リーディングセクションの実際の制限時間である 1時間15分を守り、一度100問全て解いてみると良い。そして、以下のことを分析してみて欲しい。
・part 5でどの位正解出来たか?(→どの程度英語基礎力があるか?が判る。)
・part 5では、どのようなタイプの問題で間違えたか?(英文法の問題 or 語彙の問題)
・part 6 では、どのようなタイプの問題で不正解であったか?(→英文法の問題 or 語彙の問題どちらで間違えたか?どちらかによって対策は違ってくる。)
・part 7 では時間が足りないと感じたか?(→英文の速読力・速解力を養うことでスピードupが可能。)
・part 7では問題の内容によって読み易い、読みにくいと感じたか?(→問題のタイプによって、正答率が違うのであれば、タイプ別の問題集をすることで変わる可能性もある。)
toeic リーディング 勉強法 と言っても、状況により対策は大きく変わってくる。
toeic パート5が弱い場合。
トーイック part5の正解率は非常に重要である。ここで英語の基礎がどの程度あるか?が解かるからだ。
基礎と言うのは、英文法力 英単語力 である。
パート5で正答率が高くない時には、上記2点が弱いということになるが、どちらが弱いのかをキチンと分析しなければならない。
そして、それに合わせた対策が必要になる。
(※toeic part5の具体的な学習方法については〝toeic part 5 勉強法〟を参照頂きたい。)
英文法力が弱いケースでは2つのケースが考えられる。
英文法が弱い場合、スグにtoeic 英文法の問題集に飛びついてはいけない。それは、英文法が弱い場合でも2つのケースが考えられるからだ。
・基礎的な英文法が体系的に理解出来ていない。
・各英文法項目ごとに、問われる視点を理解していない。
それぞれに合わせた適切な対策を施すことで、toeic 点数のアップに繋がるので、シッカリ見極めて欲しい。
基礎的な英文法を体系的に理解していない場合の対策
基礎的な英文法が体系的に理解出来ていない場合、toeicの英文法問題集で学習しても殆ど身に付くものはない。
このような方達は、このタイプの問題集をこなしても、殆ど上達している実感がなかったり、スコアアップに繋がっていない筈だ。
英文法が体系的に理解出来ているかどうか?のチェックはtoeic英文法問題集の解説を読み、理解が出来るか?どうかで確認できる。
体系的に理解出来ていると、解説を読んでもすんなり解かるが、出来ていない場合は、解からないはずだ。
この状態の時は、一度toeicの問題集は置いておき、体系的な英文法学習をある一定期間行う方ことをお奨めする。
(※体系的な英文法学習の進め方について知りたい方は〝英文法力を効率的に高める学習手順〟を参照頂きたい。)
英文法項目ごとに問われる視点を知らない場合の対策
toeic高得点を上げる人や、toeic part5 で正答率が高い方は〝英文法項目ごとに何が重要なのか?〟という視点を持っている。視点が無い人は、体系的な英文法力を持っていても、正解に辿りつけない。
各英文法項目ごとの視点というのは、以下のような視点である。
・品詞に関して、副詞が問われる時には、形容詞の修飾をするケースや動詞の修飾などが問われる。
・分詞に関する問題に関しては、ed(過去分詞)かing(現在分詞)のどちらか?を選択させる場合が問われる。
・関係代名詞に関する問題では、主格、所有格、目的格などの選別が出題される。
視点を知っているか or 知っていない かで、勿論正答率も変わるが、解答する為の時間が大幅に違ってくる。
part5を早く解答できると、part6、part7で時間をかける事が出来るようになるためスコアアップに繋がる。
また、文法的な視点が多ければ多い程、文章構造の把握が楽になる為、速読力に繋がり、それはまた、設問に解答する時間をかけることができるようになり、さらに得点UPの可能性がある。
このような、文法的視点を獲得する為に有効であるのが〝toeic 英文法問題集の文法項目別問題集〟だ。
問題集で実際に問題を解きながら、どのような視点で問題が出題されるのか?を体感しながら進めると良い。
パート5の語彙問題が弱い場合。
このセクションで弱い場合の対策であるが、公式問題集の中で出てくる英単語を少しずつ覚えていくのが、懸命だ。
part5のみならず、part6 part7で出てくる英単語で自分が知らない英単語は全て覚えるつもりでやると良い。
効率が悪い方法は、英単語だけで覚えようとするやり方だ。何かと関連付けて覚える方が、記憶の定着も良くなるので公式問題集を反復しながら進めると良い。
toeic 英単語の覚え方に関して興味がある方は〝 toeic 英単語 覚え方 ~少しでも楽をする為に〟を参照してみて欲しい。
toeic パート6が弱い場合。
このセクションでは、主に英文法に絡めた問題と、英単語の問題 という2つのパターンで構成されている。また、英文を読みながら、文脈がある程度推測できる力も必要だ。以下の点を考えてみると良い。
・英文法力、英単語力が弱い場合は、すでに述べたpart5の学習の仕方が有効である。
・文脈推測力が足りない場合は、英文を読みながら、先の展開を予想する訓練が必要になる。
(尚、toeic part6 対策について興味がある方は 「toeic part6 対策」 を参照して頂きたい。)
toeic パート7が弱い場合。
トーイックpart7が弱い時は主に以下の原因が考えられる。それぞれに対する解決策が必要になる。
・英文の構造を正確に掴めず、正確な和訳が出来ない為に、結果として文章全体で何を言っているのか わからなくなる。
・英文の構造はある程度正確に掴めるが、話の流れをキチンと理解していないので、時間がかかり過ぎたり、内容の理解に問題がある。
・語彙力が少ないために、話の流れが掴めなくなる。
文章構造が正確に掴めない時は精読練習から
基礎的な英文法が体系的に理解出来ているのに、英文を正確に和訳できない人は、精読の訓練を行わなければいけない。(※基礎的な英文法が抜けている人は、精読以前の問題になるので、part5の学習の進め方を参考にしながら、まずそちらを固めることをお奨めする。)
英文を正確に和訳出来るだけで喜ぶのではなくて〝何故このような和訳がにしかなり得ないのか?〟と理屈を重視し、納得いかない部分こそが弱点であるので、そこをシッカリ学ぶ必要がある。
このような理屈を重視しながらの精読学習を繰り返していくと精読が出来るようになるだけではなくて、文章構造の先行きが予測できるので、速読力の形成にも繋がる。
例えば、thatが文章に出てきた場合に「この場合は接続詞のthatだから、that以下の英文が完全な構造になるので、どこが文の最後だろう?」などと考えながら読む事が出来るようになる。
結果として、文章構造を素早く掴めるので、速く文を読めるようになる。(※that に関して体系的な知識を獲得したい方は 〝〝thatの使い方ページ〟を参照して欲しい。)
文章構造を正確に掴める時はtoeic 公式問題集で問題を沢山こなす。
英文をある程度正確に読める人は、toeic公式問題集シリーズの問題をどんどん読んでみると良い。
勿論、その際に、自分が知らない英単語があれば、ドンドンノートなどに書き出し、スマートフォンなどで撮影し、通学時間中に効率よく復習するのが良い。(※スマートフォンを使った英単語の復習システムの構築に関しては〝英単語 覚え方〟を参照頂きたい。)
問題の種類により差がある場合は、種類別に問題演習をする。
精読がある程度でき、文章もスラスラ読めるけれど〝ダブルパッセージ問題が苦手だ〟とか〝記事問題〟が苦手だとか問題により、正答率が大きく変わるという方もいるかも知れない。
このような方達は、TOEIC part7に特化した問題集で種類別に問題演習を重ね、苦手なところに焦点を当てるのも良いと思う。
勿論、その際知らない英単語が出てくる場合は、ノートにメモを取り可能であればスマートフォンで撮影し、 スキマ時間に覚えるまで反復すると良い。