toeic リーディング 問題 文章のスタイルに慣れる。

私が昔、留学中に英字新聞を読み始めた頃は、非常に難しく感じたのですが、 3ヶ月ぐらい読んでいるといつの間にか非常に楽になった記憶があります。これは、その英字新聞のライティングスタイルや発想に慣れた為だと思います。

英字新聞をしばらく読み続け、それに慣れた頃、難しく感じたのは映画の評論でした。読んでもいまいちピンとこないのです。他の記事は読んでもそれなりに読めるようになったのに、映画の評論は非常に難しかったです。

理由を考えてみると、普通の英字新聞の記事は、ある程度先の話が推測できます。ところが、英語の評論は推測を働かせて読むと言うことがなかなかできないのです。

ある日TOEICの授業をやってた時に、ある生徒さんが『この英文は難しく感じます』とおっしゃいました。そこに出てきてる英単語などはある程度覚えているし、文章の構造も明確になっているにも関わらずです。

それはpress release の問題だったのですが、この生徒さんがそういうタイプの文章あまり読む機会がなかったようです。ですからpress releaes 独特なライティングスタイル慣れていなかったということなのでしょう。

TOEIC公式問題集などで問題をどんどん解いていくときには、妙に難しいと感じることがあるかもしれませんが、そんな場合の原因の一つはこれかもしれません。ですから苦手な分野の文章をどんどん読んで慣れてしまうのが攻略の1つの方法だと思います。

toeic 趣味 の英文を読む。

TOEICで高得点を上げるためには、英語で書かれた文章いかにスラスラ読めるか?ということが重要ですと、度々お伝えしているのですが、スラスラ読める状態にするために、 TOEIC公式問題集を大量に読んでみるのも良いと思うのですが、自分が興味が持てる英文を大量に読んでみるのも良いと思います。

私の経験論なのですが、私が初めてTOEIC の英文を読んだときには、TOEICの英文自体はさして難しいとは思わなかったのです。別に自慢話をしている訳ではなくて、TOEICの英文を読む以前に、大量に様々な英文を読んでいたため、英語で書かれたものを読むことに慣れてしまったのです。

ではそのようなものをよく読んでたかというと・・・

・趣味のF1レースに関連する雑誌、自叙伝。

・Irish Times

・The Economist

こういったものを大量に読んでいたために、英文に対して読み慣れができていたのです。

TOEICの公式問題集の英文をスラスラ読める方は、どんどん問題を解きながら英文慣れていくのが良いでしょう。問題は、英文をスラスラ読めない人です。公式問題集に興味があるのであれば、それを読み続けるのが良いと思うのですが、それに興味が持てない人は、自分が好きなものを多読してみることをお勧めいたします。

toeic 精読 練習の重要性。

前回のブログでTOEICスコアを確実に上げたければ、確率の高い方法を選択するべきであり、そしてその確率高いものというのは、リーディングを伸ばすことであるという話をしました。

ではどうすれば、リーディングで高得点をを上げるようになるか?という話ですが、それは語順通りに英文を読めるようになることなのです。より厳密に言うと、書かれている英語の文章の構造に沿って正確にそして早く読めるようになるということです。

精読+速読=TOEICリーディングにおける高確率な英語力アップ です。

英文を生徒さんが読み上げると、理屈を理解できていない生徒さんは、その時の気分や雰囲気によって英文読もうとします。その時の気分で英文を読み始めると、正確に文章を読むことは到底できません。ところが、英語の文章に沿ってしっかりと文章読めるようになると、たとえ難解な文章であったとしてもある程度推測ができるようになるので、結果として高い確率で正確に読めるようになります。

そういう意味においては、精読ができない方は、みっちりとまず精読の練習をするべきである ということになります。案外そういうことをないがしろにして、フィーリングだけで英文を読んでる人が非常に多いと思います。

toeic リーディング 文法 知識との関係。

TOEIC学習をしている人の中にはリーディングセクションでもう少し点数を伸ばしたり、スラスラ読めるようになりたいと思っている方がいると思います。

最終的にスラスラ読めるようになるためには以下の知識があればあるほど、リーディングスピードはドンドン上がるものです。

・豊富な英文法知識。

・豊富な語法知識。

・豊富な英単語の数。

意外に軽視されているにもかかわらず、重要であるのは「豊富な語法知識」であると思います。英文法の知識や英単語の数は結構あるのに語法知識がないためにリーディングの時にスラスラ読めないということが結構起こります。

それではなぜ?語法知識が非常に大切なのでしょうか?簡単な例を示してみたいと思います。

I want you to study English every day.

という英文がある時に、want 目的語 to do という知識がある人ほど正確に瞬時にこの文章の構造を見抜くことができます。逆にこの知識がない人は、フィーリングで訳してしまうことになります。つまりその英単語の使い方である語法知識があればあるほど、先の展開が予想しやすくなるわけです。

道路で車を運転する時に、交通標識の数をたくさん知っている人と、全く知らない人では、先の展開の予測するスピードがどうしても変わってしまいます。語法知識というのはそれと一緒なのです。

toeic リーディング 難しい のは何故?

TOEICリーディング学習に取り組む時に、英文の構造を掴むのに難しく感じている方も多いかと思います。

自分はある程度英文法はある程度理解しているのに、いざTOEIC問題を解こうと、英文を読むとなると難しく感じる・・・ と感じる人がいるのは何故でしょうか?

結論から先に述べると、英文を読む経験が不足しているから ということになると思います。修飾関係が複雑になると英文が難しく感じる・・・ という人の多くは英文に対する慣れが足りないからなのです。

車の免許を取得して、初めて公道に出たとしましょう。その時には、様々なことに慣れていない為に、スムーズには運転が出来ません。車線変更にも苦労する、標識を確認する余裕がない、他の車にクラクションを鳴らされる・・・ あれほど自動車教習所で運転技術を学んだのに・・・と殆どの人が思うはずです。ところが、慣れて来ると段々楽々と出来るようになります。

英文をスムーズに読めるようになることもこれと同じです。

それでは、TOEIC英文をスムーズに読めるようになるためにはどうしたら良いか?ということですが、それはズバリ一度自分で文章構造を調べあげて意味も確実に出来ている英文を何度も読んでみることです。

新しく英文を読む事と、一度習得した英文を何度も読むバランスですが、最初のうちは2:8位の割合でよいと思います。何度も読んだ英文に慣れてきたら、この分量を変え、新しい英文を読む割合を増やすと良いでしょう。

toeic 速読 練習

TOEICのリーディングパートで高いスコアを残すためにはやはり、スラスラと英語を読める必要があります。

この時に重要になってくるのが、文章の構造に沿って、頭から英文をスラスラ読めるようになることです。後ろから英文を訳し上げるような返り読みをしていると、どうしても英文を早く読めるようになりません。100歩譲ったとして、リーディングでは可能かもしれませんが、リスニングではこれが通用しないので、学習初期から可能な限り英文を頭から読めるようにしていく必要があります。

日本語と英語は単語の配列が違うので最初は戸惑うかもしれませんが、これは慣れの問題です。

”私は久しぶりにカレーを食べました。”

という単語の配列が日本語の場合ですが・・・

仮にこの語順が変わったとしても、あまり理解するのに苦労ありません。

私は 食べました カレーを 久しぶりに

このような事になったとしても、頭の中で、この一文が何を意味しているか?を理解するためには、障害は起きないものです。

さて、できるだけ短時間で、頭から英文の意味を理解できるのための方法は、自分がリーディング教材で使った、完全に文章の構造が分かり、意味がわかるものを、意味を噛み締めながら声に出して何回も読んでみることだと思います。

最初のうちは大変ですが、必ず頭から読めるようになるので、まだできない方は是非実践してみてください。

toeic 問題文 和訳

TOEIC学習を行うときに、リーディング力を一日も早く身に付けたい初心者の方は一度TOEIC問題文の英文を和訳する作業を行うと良いと思います。和訳作業を通じて実に多くの事が学べるからです。

実際に英文和訳してみることで、自分がどのくらい英文をしっかりと理解できているか?確かめることができるからです。

そんな和訳作業をしている時に、模範解答の和訳と比較して誤差がある場合があります。英語がある程度理解できている人は、この誤差の意味を考えることができると思うのですが、理解できていない人は注意が必要です。だいたい理由は以下になると思います。

・英文法の力がない為に、自分の作った和訳が間違っている。

・英語力自体はあるけれど、日本語能力が低いために、意訳部分が理解出来ていない。

英文法力がないがために正しい和訳ができない人は、一刻も早く英文法の基礎的な理解を進めるべきです。一方、英語力自体はあるけれど意訳が理解できない人は、ちょっと対策は難しくなります。

1番効率の良い対策は、大学入試用の現代文の問題をやってみることだと思います。抽象的な思考力や論理性を手っ取り早く出来るようにする為には、これが一番早くて確実な方法であると思います。

toeic 多読 について。4

toeic 学習の為に多読をする効用の一つとして、英単語をある程度自然に覚えて行くことが出来るということがあります。

以前にもお伝えしたように、文脈を推測しながら、辞書を引いていくことで、そうしなかった場合よりも割合楽に英文を覚える事が出来ます。

また、英文を色々と読んでいると、実に似通ったバターンの英文があることがわかります。パターンが似ていると、出てくる英単語も当然ながら、似ているものです。

さらに、TOEIC公式問題集の英文を沢山読む事で・・・

・自分はこのような種類の英単語を知らないんだ。

・TOEICにはこのような英単語が出てくるんだ。

などという気持ちになるので、漠然と覚える場合よりも、目的意識が高まるので、楽に覚える事が出来るようになるのです。

実はこれらは、全て私の経験論です。TOEIC学習の為に英単語を覚えるのにあまり苦労した事はないのです。

TOEICを急きょ受験することになり、TOEIC関連の英文を読んでいたら、いつの間にか覚えていたのです。一方欲を出して、英単語を英単語帳を使って覚えようとしたこともあるのですが、そのようにして覚えた英単語は殆どスッカラカンに忘れています。

人間の脳には、覚えやすい覚え方のパターンというのがあるようです。

toeic 多読について。3

前回のブログでは、多読をする時に『辞書を文脈を理解しながら使うことの重要性』について記しました。

今日は、その続きですが〝多読をする際に、内容を覚えながら読もう〟ということについてお話したいと思います。

人間が何かの書物を読む上で重要なのは、内容を理解し、その読んだ内容を自分の智慧に変えられることです。その為には、漫然と読んでいては駄目なのです。

英語に限らず、多読をしている割に、あまり賢くない人を人生で何人か見ていますが、そういう方は読書量だけに焦点が当たっているのだと思います。穴の開いたバケツの中に大量の水を入れたと喜んでいるようなものです。これでは実にもったいない話です。

多読に話を戻すと、内容を覚えながら読む訓練を多読をしながら身に付ける必要があります。話の流れをシッカリ掴むことが重要になります。

TOEIC問題集を使い、大量の英文を読んでいる方は、TOEIC問題を実際に解く場合と同じように、英文を読む前に、設問を読んでみる事をお勧めいたします。そうすることで、この情報に対して目的意識が高まるので、大量の英文を素早く読んでも、ものすごく楽に情報を吸収できるものです。同じ量の英文を読んでも、そうしなかった場合は大きく結果が異なると思います。

toeic 多読 について。2

前回のブログでは、英語構文がシッカリ見抜けるようになった後で多読をすることの効用についてお話しました。

今日はこの続きなのですが、多読と辞書の使い方の関係についてです。

多読をする時に、よく言われている事が〝辞書を引かずに読みましょう〟ということです。私はこれは状況次第であると考えています。辞書を1行の英文を読むのに毎回引くのであれば考えものですが(読む分量を稼ぐことが出来ないので)、1ページに数回程度不明な英単語があり、辞書を引くのであれば、さほど問題ないと思います。むしろ、上手くやると、語彙力アップになるので(印象に残り易い為、英単語帳などで漫然と覚えるよりも割合楽に覚える事が出来ると思います。)是非引くべきであるとすら思います。

ただし、一つだけ条件があります。それは・・・・『文脈を把握し、辞書の意味を推測してから、辞書を引こう』ということです。

多読をすることの効用は様々であると思うのですが、英文を読みながら、推測力を磨くことも、その中の一つです。ですから、判らない英単語が出てきた時に、辞書を引く際には、いきなり引かないで、文章の流れを考えることが非常に重要になります。辞書をただ引くだけだと、この文脈推測の訓練がまったく行われていない事になります。印象にも残りにくいですし、時間ばかりが無駄になるのです。