toeic 短期間 でスコアアップ出来る人・出来ない人

よくインターネットなどで、TOEIC学習をしている人が『今現在300点ですが1ヶ月間で500点まで上がりますか?』などと質問しているのを見かけます。

この質問に対する私の答えは、Yes でもあり No でもあります。

基礎的な英語力をある程度持っている人は、不可能ではないと思います。(可能性は高くはないですが)ですが、英語の基礎力がない人は不可能であると言って間違いないと思います。

例えば大学受験である程度英語の点数が取れた人に、入学試験が終わってすぐにTOEIC対策を行わせると、ほとんど苦労なく点数アップができると思います。例えば550点位の人が700点位になるとかそういうパターンです。

一方、TOEIC試験の段階で英語が苦手だった人が、1カ月で200点を取るのは、なかなか厳しいと思います。

TOEIC試験を英語力のものさしの1つとして、使っているわけですから、常識的に考えてみて、1か月位の小手先の学習で、点数アップができるのであれば、その試験はものさしとして使えないということになります。言い方を変えると、小手先の対策で点数アップが可能になるような試験を英語力のものさしとして、使っているところがアホだということになります。

しっかりと英語力を形成する方が、時間も費用も無駄にしなくて済むと思います。

toeic 趣味 の英文を読む。

TOEICで高得点を上げるためには、英語で書かれた文章いかにスラスラ読めるか?ということが重要ですと、度々お伝えしているのですが、スラスラ読める状態にするために、 TOEIC公式問題集を大量に読んでみるのも良いと思うのですが、自分が興味が持てる英文を大量に読んでみるのも良いと思います。

私の経験論なのですが、私が初めてTOEIC の英文を読んだときには、TOEICの英文自体はさして難しいとは思わなかったのです。別に自慢話をしている訳ではなくて、TOEICの英文を読む以前に、大量に様々な英文を読んでいたため、英語で書かれたものを読むことに慣れてしまったのです。

ではそのようなものをよく読んでたかというと・・・

・趣味のF1レースに関連する雑誌、自叙伝。

・Irish Times

・The Economist

こういったものを大量に読んでいたために、英文に対して読み慣れができていたのです。

TOEICの公式問題集の英文をスラスラ読める方は、どんどん問題を解きながら英文慣れていくのが良いでしょう。問題は、英文をスラスラ読めない人です。公式問題集に興味があるのであれば、それを読み続けるのが良いと思うのですが、それに興味が持てない人は、自分が好きなものを多読してみることをお勧めいたします。

toeic 英文法 身近なものから英文法を考えてみる。

TOEIC学習などをしている時に、様々な英文法を習得する必要がありますが、これを全て『覚えよう』と思って習得しようとすると、非常に大変です。なかなかできるものではありません。

そうではなくて、自分が習得しようと思っている英文法の項目を、自分の日常の周りにある英語と関連づけるようにしていくと、案外あっさりと習得できるものです。

例えば will be ~ing という形を英文法書で見かけたとします。この時に、ただ、これを覚えようとしても憶えられないのですが、地下鉄に乗っている時に、電光掲示板で、この項目を使った英文を観たり、JRに乗っている時に『This train will be stopping at ・・』などと言う表現を見かけると、案外あっさりと習得できてしまうものです。

重要であるのは、ある英語表現を見かけた時に『どうして、今この場面でこの英文法項目を使うのであろうか?』と考えてみることです。いろいろな英文法項目があり、そして似たような表現がある中で、どうして今この項目を使って表現しているのか?と考えてみると、理解も深まりますし、印象に残りやすくなると思います。

この時に、よくわからなければ、再度英文法書を眺めてみると、自分の曖昧だったところが明確になり、一層良いでしょう。

2014年10月19日 | カテゴリー : TOEIC 英文法 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic 求人 でチャンスを得る方法。

TOEIC  求人 というキーワードで検索をかけると、いろいろな求人情報が上がってきます。

TOEIC 750点 以上 貿易事務 とかそういうパターンが多いように思います。

TOEICの点数と就職の関係で時々考えることがあるのですが、TOEICの点数が高いからといって必ずしも高い給料を手にできるわけではないと思います。(勿論、スコアは低いより高い方が良いのは当然です。)一般的にTOEICに自信がある人は、点数が高くなればなるほど、それなりに給料をもらえると思っているような人が多いと思うのですが、世の中は結構英語が出来る人がいるので、それだとなかなかチャンスがやって来ないように思います。

私が思う、自分が今持っているTOEIC点数を効率的に活かす方法は『今の自分のTOEIC点数でどのようなサービスを提供できるか?』という観点で考えたり、行動することだと思います。

例えば、接客能力が高い人がTOEICで700点位持っていると、何らかの品物を外国人相手に売ったりする位は結構簡単に出来ます。そうすると、自分で求人を待たなくても、こちらから物を売りに行くことが出来るので、案外簡単に稼げたりするものです。TOEICの点数を活かすも殺すも発想次第であるということです。

toeic 英検 違い

TOEIC学習している方から時々『英検との違いなんですか?』と聞かれることがあります。

色々と違いはありますが、TOEICの方が若干専門的で、英検の方がTOEICと比べてより基礎的な能力を固めていく際には、適している試験であるかもしれません。

逆に言えば基礎力がある程度ある方であれば、TOEICと英検どちらから始めてもそれなりにすぐに点数はアップするでしょう。どの水準までを基礎力と呼んでいるかというと大体英検2級位なのです。

英検2級位を取得している方は、ある程度基礎的な英単語能力もありますし、文法的な力もありますし、音を聞き取る力もあります。このような方が次にTOEIC学習を始めると非常に伸びるのが早いものです。

結局基礎的な能力が充実しているので、TOEIC学習を始めたらTOEICに必要な英単語などを含めた事をしっかりと覚えていきながらTOEICに独特な問題をを解きながら慣れていくことができれば、それなりにスコアが上がるものです。

現実的に私の英語教室で英検の準1級位を取った方は、すぐにTOEICで少なくとも700点以上、平均して800点位を取る方が多いです。英検2級取得後はそれなりにTOEIC学習が順調に進むのは間違いないと思います。

当時と英検それぞれの試験の特性を活かしながら、うまく英語力がアップできれば良いですね。

ちなみに、当英語教室の英検サイトはこちらです。

toeic 精読 練習の重要性。

前回のブログでTOEICスコアを確実に上げたければ、確率の高い方法を選択するべきであり、そしてその確率高いものというのは、リーディングを伸ばすことであるという話をしました。

ではどうすれば、リーディングで高得点をを上げるようになるか?という話ですが、それは語順通りに英文を読めるようになることなのです。より厳密に言うと、書かれている英語の文章の構造に沿って正確にそして早く読めるようになるということです。

精読+速読=TOEICリーディングにおける高確率な英語力アップ です。

英文を生徒さんが読み上げると、理屈を理解できていない生徒さんは、その時の気分や雰囲気によって英文読もうとします。その時の気分で英文を読み始めると、正確に文章を読むことは到底できません。ところが、英語の文章に沿ってしっかりと文章読めるようになると、たとえ難解な文章であったとしてもある程度推測ができるようになるので、結果として高い確率で正確に読めるようになります。

そういう意味においては、精読ができない方は、みっちりとまず精読の練習をするべきである ということになります。案外そういうことをないがしろにして、フィーリングだけで英文を読んでる人が非常に多いと思います。

toeic スコアアップ 確率の高い方法。

TOEICスコアアップするために様々な英語学習している方がいると思うのですが、確実にTOEICスコアアップを狙うのであれば、確率の高い選択をして欲しいと思います。

テクニックを覚えたり、英単語を覚えたり色々な方法が存在しますが、自分が今やってる事は本当に確率の高い選択なのか?ということを考えてみる必要があります。3回TOEIC試験を受けた時に、ある程度同じようなスコアが出てくるような学習すべきだと思います。

では一体確率の高い選択というのはどういうものなのでしょうか?

それは、TOEICリーディングである程度の点数を取れるような状態に持っていくことです。言い換えると、様々な英文をある程度読めるような状態に仕上げる事なのです。

意外にそこに気づいていない人が多いものです。特に、TOEIC学習をしていて400点台以下の人にそういう傾向があるように思います。

話は変わりますが、野球で勝つチームと言うのは、長い野球の歴史の中で見たときに投手力が充実しているチームです。バッティングには好不調がありますが、投手力にもそれはあるものの、バッティング程ではありません。

TOEIC学習する時にも確立の高い選択をするべきだと思います。

2014年10月15日 | カテゴリー : TOEIC学習法 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic 大学生 の悩みと悲劇

前回のブログで述べた、私が名古屋であんかけスパゲティーを食べている時に、隣にいた大学生達がTOEIC学習や英語学習について話をしていた場面の続きになりますが、彼らは私から見ると恐ろしいことを言っていました。

「僕らは中学生の頃から英語でディスカッションとかそういうことをよくやらされてきたけれど、TOEIC全然点数が取れないな~。だだけど、他行の〇〇はそんなことをやっていないからTOEICの点数が取れるのだよな~」:大学生

このようなことを言っていたのです。

話の内容から推察するに、私が普段恐れていることが現実に起こっているのだと、推察できました。

本来であれば中学生や高校生の間に英文をしっかり読めるという能力を獲得すべきであるのに、それがないがしろにされているという事を示しているようです。英文がシッカリ読めないからTOEICの点数も取れないのです。そして600点とか700点のスコアが凄いものであるかのように思い込んでいます。誰でも正しい英語学習が出来れば、この位の点数はなんでもありません。

そしてさらに悲劇であるのは、若いうちから〝なんとなくの英語学習〟を継続しているために、英語学習というのは〝なんとなくやるもの〟という意識が植え付けられているようであることです。つまり、正しい英語学習のやり方を理解していないということです。

どんなに英語力が低くても、正しい英語学習の方向性がわかれば、人はおのずから努力出来るようになります。ところが、それが出来ないとなかなか前進できないものです。

toeic 大学生 の会話

先日まで名古屋に行っていました。名古屋名物の1つである あんかけスパゲッティ を食べていた時のことなのですが、私の隣には3人の大学生が座っていました。

〝最近の大学生はどんなことを話しているのか?〟と思いながら話を聞いていると、英語学習についての話でした。そして話はTOEIC学習にも及びました。

「おまえTOEIC試験受けた?何点とれた?」:大学生A

「〇〇点だった。」:大学生B

「へ~ Cは600点だってよ」:大学生A

「Cは頭良いのか?」:大学生B

「うん。だって・・・・」:大学生A

というような会話をしていました。

私は職業的な血が騒いで、思わずその話に参加したい気分になりましたが、ビールを飲みながら、あんかけスパを食べることに専念しました。

この大学生たちはTOEIC600点台を特別の点数だと思っているようですが、誰でもこのぐらいの点数は、着実に英語力をつけていけば案外あっさりと取ることができます。

この大学生の英語学習に関する話を聞きながら、まだまだ正しい英語学習を理解できていない人が日本には多いのだなぁと実感しました。

TOEIC点数アップの秘訣は、正しい英語学習にあります。そして、正しい英語学習をする前にさらに重要である事は、TOEIC学習を初めとした英語学習全般に誤った先入観を持たないことだと思います。

toeic リーディング 文法 知識との関係。

TOEIC学習をしている人の中にはリーディングセクションでもう少し点数を伸ばしたり、スラスラ読めるようになりたいと思っている方がいると思います。

最終的にスラスラ読めるようになるためには以下の知識があればあるほど、リーディングスピードはドンドン上がるものです。

・豊富な英文法知識。

・豊富な語法知識。

・豊富な英単語の数。

意外に軽視されているにもかかわらず、重要であるのは「豊富な語法知識」であると思います。英文法の知識や英単語の数は結構あるのに語法知識がないためにリーディングの時にスラスラ読めないということが結構起こります。

それではなぜ?語法知識が非常に大切なのでしょうか?簡単な例を示してみたいと思います。

I want you to study English every day.

という英文がある時に、want 目的語 to do という知識がある人ほど正確に瞬時にこの文章の構造を見抜くことができます。逆にこの知識がない人は、フィーリングで訳してしまうことになります。つまりその英単語の使い方である語法知識があればあるほど、先の展開が予想しやすくなるわけです。

道路で車を運転する時に、交通標識の数をたくさん知っている人と、全く知らない人では、先の展開の予測するスピードがどうしても変わってしまいます。語法知識というのはそれと一緒なのです。