TOEICテストに関する最新データーが、最近発表されたようです。
http://www.ets.org/s/toeic/pdf/ww_data_report_unlweb.pdf
情報は膨大にあるのですが、なかなか面白いことが記されていました。
例えば、受験者内の31%が、リーディングが英語技能の中で最もよく使う技能であるということや、受験者の81%が英語学習6年余り行っているということなのです。
このリポートの中で、もちろん1番注目したのは日本のTOEICスコアに関するデーターです。
平均は500点を超えていますが、隣国韓国の600点以上と比較すると、単なる点数以上の大きな差を感じます。
リーディングスコアもリスニングスコアも、それぞれ60ポイントあまり差がついているのですが、私が思うに、リーディングスコアの差がリスニングスコアの差を生み出しているように感じます。
日本人の点数が500点と少しですから、英検で換算すると準2級と2級の間位の点数です。英検2級位のレベルのものを、スラスラ読むと言うことが平均的な受験者にとっては難しいと言う状態なのだと思います。
英会話教育に力を入れることももちろん重要ですが、もう少しスラスラ読めるような状態に持っていかないと、日本のTOEICスコアは上がらないように思います。