TOEIC試験という脅し

TOEIC学習を従業員に要求する企業が増えてきていますが、そのように要求している会社自体が、そもそもなぜ従業員達にTOEICスコアを求めているのか?本人達もわかっていないというケースもあるようです。

おそらく、日本のどこかの企業がTOEICと騒ぎだすと〝自分たちも理由はわからないけど、とりあえずやろう〟位のような気もしないわけでもありません。

TOEIC学習をすることの最大の効用は「何点取りなさいそうでなければ昇進させません」と従業員を軽く脅しておいて「英語の読む力を高める」という部分であると私は思います。

考えてみると、大学受験以降、TOEICを除いて、大多数が英語学習をするよう仕向ける状態を強制的に作れるものはないでしょう。そう考えると気にTOEICという風潮は実に便利であるように思うのです。

皮肉混じりな言い方かもしれませんが、 TOEIC で脅された従業員が強制的に英語学習を始めると、とりあえずはある程度読めるようになり、そしてリーディング力が上がった結果、ある程度英語が聞けるようになるので、この脅しは私は悪いものであるように思いません。

リーディング力というのは英語学習の基礎と言っても良い部分ですが、最近は大学受験をまともに経験しないで大学に入ってしまう人も多いのでなかなか本格的に英語を勉強するという機会が少なくなっているように思います。そういう風潮の中でTOEICスコアという脅しは実に良いものであると私は思います。

 

2014年3月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic