TOEICスコアを上げるために欠かせない要素というのはいろいろあるのですが、〝情報の処理速度が上がるとTOEICスコアアップがしやすくなる〟というのは確かだと思います。
例えばリーディングを例にあげましょう。TOEICの問題を読んでいるときに、ゆっくりしか読めない状態では、問題数もこなすことができませんし、設問に答えることに集中するのがなかなか厳しくなるでしょう。文章を読むだけで精いっぱいだからです。逆に英文がスラスラ読める方は、あまり苦労しないと思います。
また、リスニングの場合も同じです。次々に流れてくる英文をゆっくり考えないと聞き取れないようでは、英文そのものを聞きながら記憶するということができないので、TOEIC part1やpart2のような、割合英文が短いところではどうにか対応できても、以降のセクションでは対応できなくなります.
このようにTOEICスコアアップをするためには、日頃のTOEIC学習の中で情報処理速度アップ訓練が欠かせないわけです。リーディングリスニングどちらかに自信がある方は、もう一方の弱点の方を修正すればよいと思うのですが、どちらも危ういという方は、リーディングリスニングどちらか得意な方からやれば良いでしょう。
正しいリスニングが得意だけれど、リーディングが苦手という方は、英文法の基礎知識が不足していたり、英語の構文把握の力が無い場合が殆どなので、いずれその学習をしなければならないのは確かかもしれません。