語学教材販売で有名なアルクさんが、 TOEICテストのスコアとスピーキング能力の関係に関する報告を行ったようです。
それによると、TOEICスコアが高くてもスピーキング能力が低い方がいるということと、日本人の多くのスピーキング能力が丸暗記した表現を言える というところに多く分布しているというものでした。
私はこの報告から2つのことを思います。
・TOEICテストで高得点を上げていてもスピーキング能力が低い方は、おそらくほとんど話す練習をしていないのではないか?ということと、逆にスピーキング能力が高い人は殆ど文章を正確に読むなどのトレーニングをしていないのではないかという事。
・日本人の多くが暗記主体の学習をしており、理解しながら文章組み立てるということをあまり考えていないのではないか?
ということです。
TOEICスコアが高くてもスピーキング能力が低いなどと言うと、TOEICテストは悪いテストであるように考える人もいますが、とんでもありません。基本的にこの方達は英語を話すためのも基礎体力があるので、練習すればすぐに話せるようになるでしょう。
つまり
スピーキング能力は高いがTOEICの点数が低い人が、TOEICスコアをアップさせるのに要する時間>TOEICスコアが高いがスピーキング能力が低い人が、スピーキング能力を上げるのに要する時間。
という図式が成り立つはずです。