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弱点を浮き彫りにした和文英訳
※ 私が使っている TOEIC新公式問題集6 より
TOEIC公式問題集の英文を読んで意味を理解できても、私の場合、自分の弱点に気付かずに通過してしまう・・・という事が結構あります。読めば簡単に理解できる単語が特に多いのですが、わかったつもりになっている物が結構多いのです。
〝解っているけれど、自分が使えるか?〟と言われると、怪しいものが結構あります。英語学習をし、更なる英語力を獲得しようと思えば、このような状態を見過ごす事は出来ません。
それで、ある時からTOEIC公式問題集の和文英訳をやってみることにしました。そうすると、冠詞も含めて恐ろしい位自分の弱点を発見できるようになったのです。本当に細部まで理解していないと、シッカリ和文英訳できない為です。挫折感に苛まれることもありますが、力を付けるのに良いと思います。
和文英訳で簡単な英単語の運用能力が増した。
※私が使っている TOEIC新公式問題集 解答P78より
TOEIC公式問題集の和文英訳を行う事で、やさしい英単語の運用能力が上がりました。例えば、Part7の選択肢の部分を和文英訳してみると、自分では普段英訳しない(発想がない)・出来ない表現が出ています。
自分がこれをスラスラ英語に変換出来ないと考えたものに関しては、知識不足・習熟不足と考え、同じ英文に再現出来るまで繰り返し練習しました。(今現在も行っています。)
これをやると、ライティング時にも役に立つ知識をストックする事が出来ます。また、深く理解しないと、使える知識になってくれないので、この作業を繰り返していると表現に対する理解も深まるように感じます。
和文英訳の繰り返しで、より英文構造が鮮明に見えるようになった。
英文を読んで内容を理解出来ているものでも、単に解る知識が沢山ある状態と使える知識が沢山ある状態では、同じ英文を読んでいても、英文の見え方が変わってくることが分かりました。
これは、結局のところ一つ一つの表現に対する理解度が上がっているからだと思います。そして、理解度が高い状態で英文を読むと、一読で情報を記憶できる量がかなり増えてきます。今更ながらですが、使える知識が増えるだけで、こうも状態が違ってくるのだと思う次第です。
和文英訳の繰り返しで、聞き取る力も増してきた。
私は、リーディングとリスニングを比較した時に、どちらかと言うとリーディングの方が得意でリスニングの方が苦手なのですが、和文英訳をやってから、聞き取れるものが増えてきました。
恐らくこれは、自分の知っている表現が増えたことで、音の塊として捉える事が出来る部分が増えたから、ということなのだと思います。
個々の英単語をバラバラに知っている時と、意味を成す塊として頭に入っている時では、言うまでもないでしょう。
最後に・・
TOEIC公式問題集 和文英訳訓練をし、改めて気付いたことですが、正しい選択肢を選ぶまでに必要な英語力と、自分が本当に体の一部のように使いこなせる英語力では、相当の距離があることが解りました。
この訓練をしていると、自分で使えない表現が沢山出てきて、心折れそうになる事もありますが、得られるものも非常に大きいです。良質な表現が沢山詰まっていて、本当に宝の山のように感じます。これからも楽しみながら続けたいと思います。