TOEIC学習 の先 スコアアップと道具としての英語力

TOEIC学習をしている方の中にはキャリアアップを考えて、そうされている方もいるかと思います。そういった方に1つお伝えしたいことが、自分が転職をする際に求められるのが単にTOEICスコアだけなのか?ないしは道具としての英語力を求められるのか?ということです。

最終的に道具としての英語力を求められるのであれば、TOEICスコアアップだけのための学習をしていると、トータルで考えて時に膨大な時間を要するように思います。最終的に、道具としての英語力をもう一度身に付つけなければならないからです。

例えばTOEICファイブに出題される英文法の問題をやるとします。学生時代に英語がそこそこできた方は、知識の残骸があるので問題集繰り返しやって暗記をするだけでもそこそこ結果は良くなるかもしれません。そしてなんとなく文章が読めるので、なんとなくのスコアは手に入ることができるかもしれません。

ところが道具としての英語を使うとなった時に、TOEIC学習の段階で行っていた学習方法はあまり役に立たないかもしれません。例えば自分で英語の文章作る時には、基本的な英文法の体系的な理解が欠かせません。また英単語を使う際にも、その使い方をきちんと理解していないと、誤った使い方をしてしまうことになります。

最終的に道具としての英語が求められるのであれば、遠回りのように見えても、そうなるような学習をする方が得であるように思います。

TOEICスコア短期で点数UPできる人は筋道立てて考えられる人。

TOEIC学習を開始する前から、短時間でスコアアップができる人とできない人の見当ある程度がつくものです。誰でもやれば、必ずTOEICスコアアップするのですが、短時間でそれを成し遂げることができる人と、できない人というのがいますその差は一体何であるのでしょうか?これは現在の英語力の問題で考えているわけではありません。

一言で言ってしまうと、これは筋道立てて物事を考えられるかどうか?ということに尽きるのではないかと思います。

TOEICの問題を解く上でも筋道立てて考えられる人はやはり強いし、それだけではなくて論理的に思考ができる人は普段の学習の取り組み方からして違ってくるものです。

例えば、私が実際に今まで見たケースですが、「TOEICのスコアアップのためには問題演習だけををひたすらしてれば良い」と考える人がいまだに結構いるのです。嘘のようですが本当にいるのです。

ですが、これは例えて言うならば、自分の体の具合悪くなった場合には、薬飲んでいれば良いと言っているのとさほど変わりがありません。

つまり、原因が何でそれに対してどのような対策を立てているのかということを、まず考えなければ、TOEICのスコアアップなど望めるわけが無いということです。筋道だって考えられる人にとっては嘘のような話なのですが、それができない人はそのような学習に走ってしまうのです。

日本人は物心がついたときから、物事を丸暗記するような教育を受けている場合が圧倒的に多いと思います。これはこれで必要なことかもしれませんが、その代わりに物事を分析して考えるという機会を失っていて、その力が著しく劣っているように思います。そしてよくわからない感情論で物事を考えるのです。ですが、感情論では何も問題は解決できません。TOEIC学習を通じて、そんな事に気付いて改善できれば良いのではないでしょうか?

文法学習の重要性に気付くだけでTOEICスコアアップは保証されたようなもの。

TOEIC スコア200点台から400点台にアップしたある生徒さんが最近、文法学習の重要性に気づいてくれました。結果として、授業中も、こうだから、こうなる・・という風に理解を重視した学習進めていくことができます。このような状態になったのでこれだけで、近い将来点数は100点位アップすると私は思っています。

その変わり様があまりにも劇的だったので、今年は率直に生徒さんにお尋ねしました。

「今まで文法の重要性を意識していなかったように思われるのですが、どうして今回気づくようにだったのですが?」:私

「3カ月間割でTOEICスコアをアップするために必死で勉強し結果として、これ以上点数アップをするためには、暗記だけでは無理だということにようやく気づいたのです。」:生徒さん

「そう思ってくださっただけで、今後かなり点数が上がると思いますよ。そこに気付き点数が上がなかったという人は、私はこれまで知らないですよ。時間の差はあれど必ず上がります。TOEICスコアが上がらない人は、皆あまりものを考えないで暗記だけで進めようとするのです。それは実にもったいない話です。」:私

人間は必死に取り組むと、考え方の枠組みががらりと変わるということもあるのだな と改めて考えさせられました。

TOEIC問題をやる意義とは?

TOEIC学習をする時の基本はTOEIC公式問題集を使いこなすことであり、英語力そのものが上がらなければ、最終的には公式問題集をやっても上がらないと思うので、地道な努力が必要になるというのが私の意見なのですが、公式問題集や、それに近いような問題集をやることの意義というのは、自分が考えていない角度や見方を知ることであると思っています。

例えば英文法の学習が終了し、ある程度できるようになったとしても、実際にその英文法が、TOEIC試験ではどのように問われるのか?ということを知らないと、なかなかできるようにはならないものです。

問題集の中の問題を解きっぱなしにするということは良くないと思うのですが、一定期間大量の問題を解き、様々な考え方や見方をするということは、重要でであると思います。

普段、英語で書かれた新聞をざっと読める人でも、実際に TOEICに出題されるような長文を読んでみると意外に細かいところを記憶していなかったり、雑に読んでいると言う事を体感できるようになったりします。また、英文が自分では読めていると思っても実際には背景知識をかなり持っていて、実力以上に英語読めているということがわかったりします。

toeic問題をやりながらそんなことが実感できれば、しめたものでしょう。

TOEIC学習モチベーション2

TOEIC学習をやっている方は、モチベーションの維持できるかどうかでスコアアップを達成できるかどうかは変わってくる という話を前回のブログの中でしたのですが、今日はその続きの話をしたいと思います。

くどいようですが例えばTOEICで800点取りたい方は、何のために800点を取りたいのか?ということを考えてみてほしいのです。

それによって自分の人生や生活がどのように変わるのか?ということを具体的に考えてみてほしいのです。英語学習そのものが周囲の方は放っておいても、いずれTOEICで800ては達成できるでしょう。しかしそうでない方は具体的な目標がないとなかなかそれに到達できないと思います。

自分の人生や生活の目標から逆算し、TOEICスコアは800点という風に遡る方がきっと具体的な目標見つけやすくなるでしょう。

例えば以下のように考えてみればよいと思うのです。

ススキノのお姉さんともう少し一緒に遊びたい⇒そのためにはひと月の自由になるお金が今よりも5万円くらいアップしないといけない⇒そのためには年収換算で+ 200万円ほど上積みしたい。⇒今の会社にそのまま勤めていても200万円アップは期待できない。⇒そのためには転職が必要だ。⇒転職するためにはTOEIC800点位になると、割合選択の自由が広がる。⇒現在のTOEICスコアは500点位なので+300 UPしなければいけない。

このように具体的に逆算していくことで、まず、自分がTOEICは800点が必要なのかということと、それに向けてどのような行動をしていかなければいけないのか?ということが見えるようになるので、漫然と目標スコアをかけるよりもモチベーションが維持しやすくなるはずです。

TOEIC学習モチベーション1

TOEIC学習をしていると、モチベーションが上がる方、それをうまくできない方がいます。それは一体なぜでしょうか?

英語学習の好き嫌いもあるかもしれません。ですがそれ以上に、モチベーションが上がる方は、TOEIC試験学習をやっていてもその先にあるものがうまく見えているからだと思います。

例えば、TOEIC学習をやっており、スコアを800点取りたいと考えているとします。そうすると、TOEIC学習のモチベーションをうまく継続できる方はたいてい800点を取得した後のさらに先が見えているように思うのです。

例えば「その点数を取得し転職すると年収換算にしておおよそ200万円位年収が上がり、長年買おうと思っていた家が購入できる確率が上がる。」、「年収が数百回単位で上がると、自分の使える金額も大幅に上がり、なかなか通えなかったススキノのお姉さんの所にもっといけるようになる(笑)」などという具合です。

ところがモチベーションをうまく維持できない方は「TOEICスコアを800点にする」この部分しか見えてないように思います。

逆を言うと、モチベーションを維持するために、最終ゴール地点から、TOEIC学習が必要になる方向に遡ってみるのも手かもしれません。

続きは次回。

付け焼刃的TOEIC対策は提供しない当英語教室

インターネットで情報閲覧していると、 TOEICや英検を英語学校で教えている先生が「 TOEICや英検学習で学校にに来る人は短期間での結果を求めて通学してくるのだけれども、付け焼き刃的な対策では何もできないから教えていて虚しさを感じる」と書いていました。そしてそれに対する意見として「そういう対策を受ける上で、最低限の英文法や英単語が必要だ」とか「英文解釈の練習でもしておいた方が良いのではないか?」という意見が書かれていましたが、私はこれに全面的に賛成です。

当英語教室 HOSHINO ENGLISHでは、このような付け焼き刃的な授業は提供してないのですが、そのような短期的レッスンを提供しないのは、簡単に言うと「お金と時間ばかりが無駄になって何も得るものはない」ことと「生徒さんがレベルアップする様子を私が見られないと、私自身が嫌気が差す」からです。

せっかく教室にお金を払ってくれるのであれば、それに見合う分働きたいというのが、私の自然な欲求です。

私が本当に悪魔に魂を売るのであれば、英語市場にはTOEIC学習の仕方が何たるかがわからないカモになるような人達がたくさんいるのはよく知っているので、こういう人たちをターゲットにして、ありとあらゆる手段をを駆使しているでしょう。

消費者ももう少し英語をしっかり勉強して、TOEICで点数を上げるために必要の事は何か?ということを考えると英語業界全体のレベルアップにもつながるように思います。

TOEICの学習時間

TOEICでスコアアップのを狙って勉強するときに、一つ心に留めておいた方が良いことがあります。それは、機会がある限り、2時間以上勉強してみることです。 一度の学習時間の単位を2時間にするということです。

なにもたくさん勉強した方が、スコアが上がりますということを言いたいわけでは無いのです。 TOEICでポイントになってくる能力の1つに集中力があります。

本番のTOEIC試験では、この集中力を2時間維持できなければならないのです。普段学習をする時に、細切れ時間を使って学習するのは有効なことなのですが、問題は本番で2時間フルに頭を動かす体力があるかどうか?ということなのです。

リスニングそしてリーディングと問題が進んでいってリーディングセクションの後半では2つの文章がある問題が出てきます。この問題になった時に、頭の中にスタミナがなければいけないのです。

1時間単位なら集中力を維持できて間違いを侵さない人でも、 2時間になると辛いというのであれば、このあたりをしっかり意識しなければならないでしょう。

時間のある土曜日や日曜日そして祝日などにTOEIC学習をするときは、ぜひこの2時間フルに勉強するという事を可能な限り入れた方が良いでしょう。

TOEICで得点を上げられる人

私の中に、TOEICスコアUPに関する信念があるとすれば、それは自分の学習能力の限界を高められた者は必ずTOEICスコアに反映されるというものです。

すごく固苦しい言い方ですが、全然難しい事では無いのです。

要するに、世の中の殆どの人は自分の限界領域の半分位しか使って無いように、私には感じるので、頭がショートする位ある一定期間英語学習に真剣に取り組んでみましょう!という事なのです。

先日も、当英語教室にお越し頂いている女性の生徒さんにお伝えしたのですが、この生徒さんは『TOEIC学習を1時間位すると具合が悪くなる』というのです。

その話を聞いて、私は『〇〇さんはまだ、自分の能力限界値を高めるような事を何もしていないから、1時間位で具合が悪くなると言っているだけだと思いますよ。ある一定期間この限界点の領域を拡大するよう頑張ってみることは今後に繋がりますよ。』とお伝えいたしました。

TOEICではないですが、私はある一時期本当に一日、寝る時間や、食事など、生活に必要な時間以外は、必死で英字新聞を読み続けたことがあります。

あの経験をしているので、仕事で15時間とか休日返上で働いても、何とも思わないのです。

是非、TOEIC学習で成功したい方は、自分の限界値を引き上げてみて下さい!