toeic 構文 トレーニングのすすめ。3

前回のブログでは、TOEICリーディング力を鍛える為の構文トレーニングの必要性と内容の濃い英文でトレーニングをする必要について記しました。今日はその続きです。

もし、構文トレーニングをやっていて、よく解らない英文法事項が出てきたら、辞書を引くような感覚で、必要な部分を調べてみて欲しいのです。

英文法学習の方法には色々とありますが、漫然と英文法学習をするよりも、学習意欲を持ちする方が習得が容易になります。

例えば、英文を読んでいる時に、thatに関してよく解らなくなったとしましょう。

代名詞のthat、接続詞のthat、関係代名詞のthat、同格のthatなど色々な可能性が考えられます。

こういう時に、曖昧なところを辞書代わりに潰していくのです。そうすると、目的意識を持って各英文法項目を読むので、なんとなく読むよりも、かなり簡単に頭の中に知識が残るのです。

そういう用途の為に、一つ全ての英文法項目を細かく網羅している英文法書が必要になります。巻末の索引を使いながら、調べていくと案外効率的に全ての情報が手に入るものです。

一通り読んで理解してみて、自分で再度それらについて説明できるようでしたら、理解が深いということになるので大丈夫でしょう。

2014年7月21日 | カテゴリー : TOEIC 構文 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic 構文 トレーニングのすすめ。2

前回のブログではTOEICリーディング力アップの為に、構文トレーニングをしっかりやり、一文一文が正確に把握できるようになることが重要であるという話をしました。今日はその続きです。

構造を正確に把握できるようになる為には、何よりも理屈を自分で説明できるようになることが重要です。ですから、その練習の為には、必ずしもたくさんの英文を読み込む必要はないのです。むしろ、エッセンスが詰まった英文を、細部に注意しながらじっくりやる方が良いでしょう。

説明できるようになるとはどういうことなのか?と疑問を持つ方もいるので、簡単な例を上げたいと思います。

例えば英文を読んでいて・・・

・・・・ to see the flower.

という部分が出てきたとします。

この時には『花を見る事』『花を見る為に』『花を見て』などの和訳の可能性が出てきます。

この時に、例えば「花を見る為に」という訳仕方が正しいのであれば、どうしてこの和訳にしかなり得ないのだろうか?と考えてみるのです。

そして、これをきちんと説明出来なければ、この部分が自分の弱点になりますので、その部分を念入りに学習する事が非常に重要になります。

英文構文のトレーニングの初歩というのは、こういう作業になります。続きは次回。

2014年7月20日 | カテゴリー : TOEIC 構文 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic 構文 トレーニングのすすめ。

TOEIC学習をしている人の中で、スコアが500点に満たない方の中には、英文を読めないと言う方が結構いらっしゃるかと思います。

『なぜ英文を読めないか原因を把握していますか?』とお尋ねすると、多くの方は大体〝英単語が全然分からない〟と訴えます。確かに語彙力不足の問題と言うのもあると思います。ですが、本当に問題はそれだけでしょうか?私はそれだけであるように思えません。

多くの方は、英文の文章構造を把握できていないように思えます。多くの方は英文をフィーリングで読んでいるのです。ですから、やさしい英単語で書かれた英文などを読んで、スラスラ読めると『英文を読めている』と思い込んでしまうのです。ですが、実はこれが一番危険です。中心となる問題が何も解決されていないからです。構造を把握できる人は、わからない英単語が多少あっても『構造的に、こういう和訳になるはずだ』と考えながら読めるものです。

TOEICスコアUPの為には英語で書かれた文章を、構造に気を配りながら、読めるようになる必要があります。初心者の方は、大量に英文を読まなくても良いので、一文一文をきちんと理屈で説明できるようになるまで、英文を理解できるようになることを目指すべきです。続きは次回。

2014年7月19日 | カテゴリー : TOEIC 構文 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic ダブルパッセージ攻略法 設問の内容を見極める。

TOEIC  Part7 問題181~のダブルパッセージ問題は誰にとっても時間がかかる問題です。初心者の方は、読む分量が多い為、残り20問が(181-200番)はお手上げ!と言う方も結構いらっしゃるかもしれませんが、設問の中にはあまり難しくない問題も多々あるので、20問全てを捨ててしまうのは勿体ないでしょう。

設問を読みながら、部分読みすべき問題か?全体をある程度読まねばならない問題か?を見極めたうえで、点数が取れそうになる問題だけでもとるという貪欲さが必要です。

まずTOEIC公式問題集にトライしてみて、どのような問題がTOEIC試験で問われるか?ということを頭に入れてしまいましょう。私の経験からですが『purpose』を尋ねる問題は意外に得点になりやすいように思います。

しかし、最近のTOEIC問題をみていて、改めて思う事ですが、点数UPを効率的にやるには、英語の基礎力を上げる事+どのような問題が試験に出てくるか?ということの研究が重要です。

TOEIC500点未満の方は、英語の基礎力を上げた方が効率よく、大量得点を見込めると思いますが、点数が800点を超えた方で問題研究を行っていない方は、ジックリ研究することも重要であると思います。

toeic 学習計画 をたまに振り返ろう。

前回のブログでは、TOEIC学習に失敗する方達の共通点に触れ、最後に自分の学習について振り返る時間を設ける事の重要性について話をしたのですが、本日はそれについてです。

TOEIC学習がうまく進んで、ドンドン力が付いている時は、そのまま進めた方が良いと思うのですが、うまく行かない時はやみくもに学習をしないで、振り返る時間を設けた方が良いかもしれません。たまにそんな時間を設けるだけで、大きくロスを減らせるものです。

私は自分の英語学習をする時に、以下の点に関して時々振り返ります。

・学習時間は十分に確保できているか?(これには、隙間時間をうまく活用することで、更に確保できないか?などと考えてみることも含まれます。)

・現状から考えた時に、何を最優先すべきか?

・苦痛のある学習はしていないか?(これは結局時間を無駄にするのと同じことになる為です。)

・睡眠時間は十分確保できているか?(短期なら問題はないですが、長期になると疲れがたまるとロクなことはありません。)

ときどき、このような点について考えると『結構無駄なことをしているな・・・』と反省することが多々あります。その反省点について考えてみると、さらに良い方法を思いつくこともあります。

TOEIC学習の方法は様々ですが、どんな方でも、見直すだけで結構色々なことを改善できると思います。是非自分のTOEIC学習を振りかえる時間を設けてみて下さい。

2014年7月17日 | カテゴリー : TOEIC戦略 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic 失敗 する人の共通点とは?

Toeic 学習をする様々な生徒さん達を観てきましたが、成功する人にも失敗する人にも共通点と言うのがあります。

今日は失敗する方に共通する問題点が何であるのかをお伝えしたいと思います。失敗する方のパターンを列挙すると以下になると思います。

1.TOEIC問題演習をこなすための基礎力が不足しているのに、問題演習を反復すれば点数UP出来るという発想から抜け出せない方。

2.一定期間集中して学習出来ない方。

3.TOEIC学習のスタートする為に、必要十分な環境を整えない方。(学習時間、学習資金、家族のサポートなど。)

4.受動的に学習する方。(講師の説明を考えないで暗記に終始する方も含まれます。)

大まかに言うと、こんな感じかもしれません。

厳しい言い方かもしれませんが、特に1番に該当する方が未だに沢山いらっしゃいます。基礎力の不足というのは、基礎的な英文法、英単語、構文把握能力などなどです。

問題演習を繰り返しても、うまく行かない方は、恐らく『自分のTOEIC学習において何が問題であるか?』とか『自分の学習上の問題点をどのように改善すれば良いのか?』と思考する時間そのものも不足しているかもしれません。

辛口の話ばかりしてきましたが、思うように学習が進まない時は、たまにジックリ自分の学習を見つめる時間も必要でしょう。次回はこの点について触れたいと思います。

toeic 勉強 辞書 の使い方。3

前回のブログでは、toeic学習の為に語彙力を養成するのには、どうしても長期記憶の観点が必要になり、その為に辞書をうまく使う効用について話をしました。今日はその続きです。

自分の頭の中に長期記憶としてのボキャブラリーを構築したい時には、辞書と対話するように見ていくと良いでしょう。つまり自分の既知の知識と関連付けをするのです。

例えば、preditctという英単語の意味が分からなくて、辞書を引いた時に『~と予測する』という意味だと解った時に、意味を調べて終わりにするのではなくて、ここで辞書との対話を深めるのです。例えば「forecast という英単語を知っているけれど、一体どのように違うだろうか?」と対話してみます。そして、自分の英単語ノートに分かったことを書いてみると、記憶は深まるはずです。

また、pass という英単語について調べた時に V O1 O2 という形で使いo1にo2を回す などと書かれている時には、これで終わりにしないで『ああ、giveとかsend とかと同じ語法を取るのか・・・ o2とo1の位置を交換した時には、何の前置詞を使うのだろう?』と対話を深めてみます。

こうするだけで、一つ一つの英単語の意味が頭の中に残り易くなるはずですし、応用力にも繋がります。

toeic 勉強 辞書 の使い方。2

前回のブログではtoeic学習の際に、辞書を引く際には、文章推測能力を高める意味でも可能な限り考えてから辞書を使う方がベターであるという話をしました。

今日は違った角度で辞書について話をしたいと思います。

toeic学習で辞書を使う効用についてです。toeic学習に限らず英語学習をする人達の多くの悩みは語彙力に関してであると思うのですが、辞書をうまく使うと、単に英単語帳などで覚える場合よりも効力を発揮し、語彙力を形成が容易になると言えるでしょう。

英単語を覚える為の時間が1週間限定などになると、辞書を使うよりも、どんどん英単語帳で丸暗記する方が良いと思うのですが、英語学習が長期化したり、英語を道具として使う必要性があると、どうしても長期記憶としての英単語が必要になります。

生徒さん達を観ていると、語彙力のない方というのは、英単語帳に依存しすぎていたり、電子辞書で英単語をパッと調べて終わりにして、あまり辞書を読んでいないような方が多いのです。これでは、ラーメンの出前を頼む為に、ラーメン店の電話番号を短期記憶したのと大差ありません。これでは、覚えては忘れるの繰り返しになり、力などつく訳がないのです。

toeic語彙力形成の為に辞書をうまく活用したければ、辞書と対話する事が必要です。続きは次回。

toeic 勉強 辞書 の使い方。

皆さんのTOEIC学習は進んでいますか?毎日少しずつの努力が、長い目で見た時には大きな力になるので、可能な限りコツコツ学習してみて下さい。

さて、本日はTOEIC学習をする際の辞書の使い方についてです。

TOEIC Part5~Part7の学習をしている時や、リスニング学習をしている時などに分からない英単語に出会った時に、辞書を引くことも多いかと思います。辞書を引く行為自体は素晴らしい事なのですが、私から一つ強くお願いしたいことは『辞書を引くまえにまず色々と考えてみて下さい。』ということです。

英文を読んでいて、自分が知らない英単語を見たら『文章構造から判断するに、おそらくこのような意味だろう』『文章の論理展開からするとこのような意味だろう』『文章構造からするにここにくるのは、形容詞だ、そしてこの文脈だから、〇〇という意味ではないか?』・・・

などと考えてから辞書を引いてみて欲しいのです。

色々理由はありますが、そのように普段から考えながら、辞書を引いていると、文脈を推論する力が非常に育ちます。それをやらないで、辞書に書かれている英単語の意味から英文を解釈する作業ばかりをしていると、いつまでも、推論をする力が育ちません。実際のTOEICの時には、ある程度、カンを働かせる場面も出てきますから、普段から予測する練習もしてみて欲しいのです。

toeic 英単語 どう覚えるか?4

前回までのブログでTOEICテキストなどを使い。英単語覚えていく際には背景を理解することが重要で、それでも覚えられない場合には横の繋がりが有効であるという話をしました。

今日はこの話の続きです。語源を利用して覚える時の注意点について私の経験から話をしたいと思います。

覚えられない英単語がある時には、語源を利用するのは確かに有効なのですが、1つだけ確実に言える事は自分の知っている語源と新たな英単語を結びつけることができる場合です。

例えば既にped という語源を知っている人にとっては

pedestrian

pedicure

centipede

などという英単語を簡単に覚えることができるでしょう。ところが、この語源を知らない人は、これまでの知識と結びつけることができないので、これでは横のつながりを意識した覚え方ではなくなってしまうのです。結果的に時間をかけた割には、大して頭の中に残っていないという状態なります。

横のつながりの一環として語源を利用するときには、その部分が非常に重要になります。

ですから私は何でもかんでも、自分の知らない英単語を語源と結び付けて簡単に覚えられるとは思っていません。語源を利用した英単語を覚える方法は、有効な方法のひとつ考えておいた方がショックを受けなくて済むでしょう。

2014年7月12日 | カテゴリー : TOEIC英単語 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic