小学生のTOEIC学習と日本語読解力の養成。

インターネットでTOEIC学習を小学生から開始させて、ハイスコアをターゲットにする。ということが書いてありました。

お子さんたちを興味を持って英語学習を早く進めること自体は、別に有害だと思わないのですが、お子さんに出来るだけ高い英語力をつけてあげたいのであれば、同時に、日本語で本を読ませてる文章読んだ時に理解できる力=読解力を形成することも必要であると思います。

例えば小学校3年生ぐらいの子供に、英語学習させてそれなりに力がついたということでTOEICを受験させたとしましょう。いろいろ単語も知っているし英語聞き取る力もあるけれども、TOEICスコアが高く出ないという状況がおそらく発生すると思います。

それは、お子さんは経験してきた場面というのは非常に限られているために、TOEICの問題に出てくるシチュエーションや英文内容などを理解するということ自体が難しいためです。

例えば「〇〇という会社が、駅前にある土地を買収し、そこに新たな印刷会社を立てることを市は計画しており、それによって500人余の雇用が生まれる」と書かれた英文を読んでも、日本語レベルでその内容が理解できていなければ、英単語の解からないものはないけれど、言っている内容が理解出来ないという状態になると思います。

英語学習も重要ですが日本語レベルのリーディング能力が極めて重要であるということです。