toeic テクニック 本

TOEICの生徒さんの中に、最近ある種の洗脳から解放された方がいます。その洗脳内容というのは「テクニック本を学習することによって、スコアが大幅に上がる」というものです。

これまで何度も私はこの生徒さんに「TOEICテクニック本で点数が大幅に変わるのであれば、私の教室の経営が成り立たなくなるはずですし(笑)、試験そのものの信用がなくなって、別の試験に変わっていると思いませんか?」とお伝えしていたのですが、陰でTOEICテクニック本を山のように買っていたのだそうです。(笑)

ところが最近「全うに、全うな方法で、全うな内容を学習すると、 TOEICスコアが大幅に上がる」という至極当たり前の事に気付き、 TOEICスコアも大幅に上がり、洗脳から解放された・・・・ という状況です。

TOEICテクニック本が悪いという訳ではなくて、これらの本を使うためには、英語力そのものが必要です。ということです。

例えば「こうこう然々の問題の時は、本文の〇〇の位置に答えがあります。」などと、テクニック本には書かれていますが、普通に英文を読む力があると、極論を言えば、このテクニックはなくても答えを探せるわけです。逆を言うと、それらのテクニックを知っていても、答えになる部分の英文が理解できなければ、そのテクニックを活かすことすらできないわけです。

英語力をきちんとつけた上で、TOEICテクニック本を読むと、時間短縮に繋がったり、自分の気づかない事を知ることができるわけです、その逆は成り立たないわけです。