TOEICスコアアップと客観性

英語力が上昇すると普通はTOEICのスコアも徐々に上がるものなのですが、英語力が上がっているのにTOEICスコアが上がらないという方がたまにいらっしゃいます。

これは一体なぜなのでしょうか?

おっちょこちょいな性格だからだ と言う場合もあるかもしれませんが、それだけでTOEICスコアが上がらないという事はないでしょう。

私から見たときに1つ気になるのはその方の先入観です。

英語教師を長年やっていると、様々なデータが蓄積されてきて、最近では初対面の方でも、日本語で話をした時にすぐにスコアアップできる人・できない人というのがわかります。英語で話をするのではなくて、日本語で話をするだけで判るのです。点数アップができない方というのは、日本語でもよく分からないような話をする方が多いのです。言い方を変えると、先入観が強くて、その先入観を持って話をしている方が多いのです。

一例を示しましょう。

初めてお会いする方が、約束の時間より遅れて教室に到着したとします。

私がこの時に「教室に来る際に迷いましたか?」と質問をすることがあります。

TOEICスコアが上がらないような人というのは、ここで大概怒るのです。

「看板も出ていないので、どこだかわかりませんでした」などとぶっきらぼうな答えで返答するような場合が多いのです。

私が「教室に来る際に迷いましたか?」という尋ねたのを・・・

「教室に来るのに遅れたのは、迷ったからなのか?」と尋ねている(責めている)と先入観を持って考えているのでしょう。

私は単に、迷ったかどうかを純粋に尋ねていて、時間に遅れたかどうかを問題にしている訳では無いのですが、英語力があってもTOEICスコアが上がらないような方は、このような先入観が強いような方が多いのです。

実にもったいない話です。

2014年3月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic