toeic 学習 効率 を下げる要素

toeic 学習 効率 を下げる要素

 

toeic学習をする時に、睡眠時間を削ったり、休みを返上したりなどして学習時間を確保しているのに、思ったように学習が進まなかったり、スコアアップに繋がらなかったりするケースがある。

 

一所懸命やっているのに、思ったようにいかない方は、効率を下げる要素を少し見直すだけで、大幅に改善することが出来るかもしれない。

 

本日は「 toeic 学習 効率 を下げる要素 」についてお伝えしたい。

 

学習時間管理

 

学習時間を大量に確保しようとしても、うまく確保できない事は、忙しい社会人には多々ある。日々の行動を再度検討し、隙間時間で出来る事と、大きな時間で出来る事を分類し、日々のtoeic学習の効率を上げたい。

 

1時間の学習時間がある時に、英単語の復習などに時間を投入するのは勿体ないことだ。長文読解の練習をしてみたり、リスニング学習に時間を使う方が有効だ。

 

逆に英単語の復習などは、通勤時間の5分とか10分という単位で進めて行く方が、飽きずにうまくこなせる。

 

時間管理がうまく出来ないと、toeic学習の効率は大幅に下がる。(※英語学習上の時間の使い方に関して興味がある方は 英語 学習 プラン を参照して頂きたい。)

 

体調管理

 

睡眠時間が短くて、toeic学習に集中できない状態では、何の為の学習かわからない。また、風邪などで熱などがあるのに、無理をして、学習し続けたりなどして、寝込むようになることになれば、1日無理をすることに意味はなくなる。

 

体調をシッカリ整えるだけで、長い目でみると大幅に効率は上がるかもしれない。

 

 

toeic 学習 効率 を下げる要素2

 

自分に合わない参考書・教材

 

toeic学習の為に、英文法などを学習する際に、自分が理解しにくいものを使っていると、学習効率は大幅に下がる。自分に合うものを買い替えることで、スピードは大幅に上がるかもしれない。

 

誰かが〝良いと言ったから〟と盲目的に信じるのではなくて、自分で一度内容を検討し、その本が自分にとって本当に役に立つものであるか?検討してみることが重要である。

 

また、自分のレベルに合わない問題集をこなすことも、学習効率を大幅に下げてしまう。自分に合う参考書を手に入れ、理解しながら効率的に学習をすることが重要だ。

 

間違った学習手順

 

基礎的な英単語が身に付いていなかったり、体系的な英文法を知らないために、英文が満足に読めない方が、沢山の問題演習をこなしても、ほとんど得るものがない。この方がまずやるべき事は、問題演習ではなくて、英単語や英文法などを含めた基礎能力の充実である。

 

つまり、toeic問題演習をやっている間、ずっと時間を無駄にしていることになる。自分が今やらなければならない事をキチンと理解していないだけで、学習効率は大幅に下がる。

 

間違った学習手順は、能率を大幅に下げるので、思ったようにtoeicスコアが伸びない方は『本当にこの方向性で間違いないのであろうか?』と考えてみる必要がある。

2015年7月28日 | カテゴリー : TOEIC戦略 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic試験直前 50点アップする方法。

toeic試験直前 50点アップする方法。

 

toeic試験で点数アップには、日頃の学習が欠かせないが、600点に満たない方は、テスト前に幾つか確認をするだけで、点数が50点位アップする可能性がある。

今回は「toeic試験直前  50点アップする方法。」についてお伝えしたい。

 

時間配分を見直す。

 

toeic対策を行い結果を出した生徒さんは、多くの場合、時間配分が上手である。toeic part1からpart7までどの位の時間で進めて行くか?をシッカリと考えている方が多い。逆に、時間配分が下手で、点数が思ったように伸びないと言う方もいらっしゃる。

 

ありがちなパターンがpart5の文法・語彙問題のセクションで、予想以上に時間が取られ、part6、part7の問題が手つかずになるケースだ。それぞれのセクションでどの位の時間を使うか?ということを頭に入れながら、正答率との関係も考えてみて欲しい。

 

例えば、リーディングセクション100問を解く時に、2割位の問題を捨てて、残りをキチンとやってみた方が、正答率が良いのであれば、このやり方を採用すべきだ。

 

くどいようだが、時間配分を見直すという事は、それぞれのパートをどの位の時間で処理していくか?ということと、どの位の正答率で問題を進めていくと良いのか?を検討することである。

 

設問パターンを再度頭に入れる。

 

試験前に設問パターンが頭に入っているかどうか?だけで、問題全体を解くスピードが大幅に変わる。従って、試験の前に、各パートごとの設問パターンを頭に入れておくと良い。

 

例えば、part7の場合であれば「E-mailの時はどのような点に気を配る必要があるか?」などを頭に入れておくことである。

 

設問パターンを頭に入れる一番お手軽な方法は、日頃使っているtoeic公式問題集を再度試験前に解いてみることだ。事前に何度かやっているものなので、問題と共にバターンも頭に入り易い。

toeic直前 50点アップする方法2

これまでの復習をする。

 

上級者は、新しい問題を解いてみることも良いと思うが、中級より下の方は、これまでの所を復習した方が、点数の上乗せが期待できる。

 

語彙表現の確認は勿論、文法問題の復習などをしておくだけでも点数がかなり違ってくる可能性がある。一度やったものを復習することで、記憶の定着にもなるし、実にお得な方法である。

 

日頃toeic学習をする時に、試験直前に語彙や文法表現を見直す為の専用ノートを作っておくと、復習するスピードは更に加速する。

 

今まで聴いたリスニングCDを聞き直す。

 

試験直前に、家では勿論、試験会場に着くまで可能であれば、今まで聴いてきたtoeic公式問題集のCDを聞き続ける方が良い。

 

英語の音に耳を慣らすことも出来るし、これまで学習してきた英単語や英語表現の復習にもなる。試験が始まる段階で頭が英語モードになっていると、試験中に頭が快適に動き問題を解くのが楽になる可能性もある。

 

toeic直前 50点アップする方法3

集中力を維持する準備をする。

 

試験中に頭が疲れてきて、集中力が維持できない など、集中力がないだけで、少し点数が変動する可能性がある。そこで集中力を維持する為に気を付けるポイントについて記したい。

 

・試験中の空腹→試験中にベストになるように事前に血糖をコントロールしておく。

・頭脳披露→エナジードリンクなどを事前にためし、試験中に最高になるようにする。

・隣の席の人を確認しておく→時々、神経質な人などがいる場合があるので、事前にどのような人か確認しておく。

・服装→夏場は涼しく、冬場は寒くならないような恰好をする。

 

試験から帰って来たら必ず分析しよう。

 

toeic試験が終わった後で、事前に準備したことを思ったように遂行することが出来たか?を確認するのかは当然であるが、toeic学習の基本はあくまでも、日頃の学習である。

 

従って、試験が終わった後に、どのような課題が残っているか?をキチンと確認する作業が重要になる。時間が経つと、記憶が曖昧になり、なかなか問題点を把握するのが難しくなるので早めに行いたい。

 

 

2015年7月14日 | カテゴリー : TOEIC戦略 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic part7 対策

toeic part7 対策

 

toeic part7で点数を取りたいけれど〝どのように学習したら良いのか解からない〟ないしは〝思ったように点数が伸びない〟という方がいらっしゃると思う。本日は toeic part7 対策 についてお伝えしたい。

toeic part7で点数を取る為に必要な力と対策

 

toeic part7で必要な点数を取る為に必要な事は、以下である。

 

・基礎的な英文を読む力の獲得

・問題の出題パターンを知る

・解答時間と正答率の関係を考える。

 

toeic part7 対策2

 

基礎的な英語リーディング力をいち早く形成する。

 

英文を満足に読めない状態で、TOEICの問題ばかり読んでいても、殆ど点数は変わらない。

 

まずTOEIC問題をどんどんこなせるように、英文を読む力そのものを上げなければならない。その為には、以下のポイントは不可欠である。

 

・最低限の英文法を体系的に理解する。

・英文の構造を正しく見抜けるようにする。

・英文を読む時間を短縮する方法を検討する。

・英文をスラスラ読めるようにする。

 

最低限の英文法を体系的に理解する。

 

toeicである程度のスコアを取りたければ、英文法を理解しなければならない。これ抜きには、点数を取るのは不可能だ。(※toeic対策で点数を上げた生徒さん達は〝英文法力が高い〟という共通性がある。)

 

part5対策をしても点数が伸びないだけではなくて、英文の構造を正しくみることが出来ないからだ。

したがって、早急に英文法の全体的な整備を行うことをお奨めする。(※英文法学習の詳しい進め方に関しては、こちらの英文法学習のページを参照頂きたい。)

 

英文の構造を正しく見抜けるようにする。

 

英文を正確に見抜くことが出来ないと、英文を正確に読むことが出来ない。したがって英文の構造を見抜けない人は、精読の練習をしなければならない。

 

英文をフィーリングで訳す練習をしていると〝同じ文章でも、気分によって内容が違う 〟という状態になる。このような状態では、いくら沢山の英文を読んでも、力が付かない。

 

英文をスラスラ読めるようにする。

 

英文をスラスラ読めないと、part7全体の問題に解答する時間が足りなくなる為、基礎的な英文法の整備が完了し、文章構造が見抜けるようになったら、英文をどんどん読んでいく訓練が必要になる。所謂多読が必要になる。

 

toeic学習に関して、一番良い多読学習の方法はtoeic公式問題集シリーズを何度も読むことである。toeic公式問題集シリーズばかりやっていると飽きると言う方は、英字新聞などを使いながら、多読学習をしてみるのも良いと思う。

 

toeic part7 対策3

問題の出題パターンを知る。

 

toeicは時間との戦いである。必要なところで時間をかけ、必要でないところでは時間をかけない事が最善の策であるのは、言うまでもない。

 

時間の無駄を省く為の方法はいくつかあるが、確実なのは、問題のパターンを知っておき、解き方をマスターしておくことだ。

 

例えば、メールや手紙に関する問題は、主旨が何であるか?を把握しておかなければならない。

 

出題パターンを熟知する簡単な方法はTOEIC公式問題シリーズを反復しながら解いてみることである。何回か反復して解く間に「このような問題はこのような部分が大切なのか?」ということが自然に身に付く。

 

ダブルパッセージについて。

 

ダブルパッセージの部分が長すぎるからと捨てるという方がいるが、長さと難易度が必ずしも比例しているとは限らないので、諦めて捨てる前に、設問だけでも読み、検討してみる価値はある。

 

1つ目、2つ目の長文どちらも読まなければ解けない問題は、せいぜい1つか2つである。時間がなければ、片方だけでも読み、答えられないか考えてみた方が良い。

 

英文を読む時間を短縮する方法について検討する。

 

英文を読む際に、読む時間を短縮する方法について考えることが重要だ。

 

問題のパターンを知る事とも関連しているが、英文をどのように読むと、スピーディーに読めるか?ということである。

 

例えば、私の場合、設問を先に読み、手紙文や記事の場合は第1段落をシッカリ読み、主旨を把握するよう努めている。

 

こうすることで、以降の英文を内容理解をしながら、スピーディーに読む事が出来る為だ。例え第1段落を読むのに時間を要しても、以降、ほとんど時間がかからないので、全体としてスピードが上がる。また、内容理解も出来ているので、設問に答える際に、時間がかからない。

 

解答時間と正答率について考える。

 

toeic学習を一生懸命やっても、当日の試験で点数が取れなければ、残念な事である。

 

toeic スコアアップに必要な英語力はあっても、残念な結果に終わる人によく見られるパターンの一つが、タイムマネージメントをうまくやっていないことだ。

 

より、正確に言うと、問題を解くのに費やした時間に対して、得られるものが少なくなるような方法を取っている場合である。

 

例えば、全ての長文を読み、高い点数が得られるようであれば、そのままで良いが、全部を読んでも点数があまり変わらなかったり、考える事に時間が取られるのであれば、解かずに捨てる問題があっても良いかもしれない。

 

逆に、捨て問題を選び、全体の正答率が上がらない方は、全体をバランスよく、ザッと読んだ方が全体の正答率が上がるかもしれない。自分の正答率と、解くのに必要な時間を考えながらバランスを取る事が重要である。

2015年6月30日 | カテゴリー : TOEIC Part7 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic 英語検定 (英検) 2つの試験を上手に利用しよう!

toeic 英語検定 (英検) 2つの試験を上手に利用しよう!

 

〝toeic 英語検定 (英検) 2つの試験があるけれど、それぞれの違いがわからない〟または〝どちらから始めれば良いのかわからない〟と言う方がたまにいる。

本日は「toeic 英語検定 」をテーマにお伝えしたい。

 

toeic 英語検定 の違いは?

 

それぞれの試験によって特性が違う。それぞれの試験の特徴を理解した上で、特性をうまく活用し、英語力を効率的に高める為に利用して欲しい。

 

英語検定で獲得できる力

 

英語検定(英検)を通じて獲得できる力は以下である。

 

・段階的な語彙力の構築(級により習得語数は凡そ決まっている。)

・ライティング能力

・より高い英文リーディング能力

・簡単な英会話

 

toeicで獲得できる力(リーディング・リスニングのみの場合)

 

TOEIC試験を通じて獲得出来る能力は以下である。

 

・速読速解の力

・ビジネス英単語の習得

・品詞感覚が磨かれる。(品詞の識別を要求する問題が多い為)

・様々なタイプの発音に慣れることが出来る。

 

 

toeic 英語検定

 

toeicと英語検定の学習をうまくリンクするには?

 

2つの試験の特性をうまく利用するためには、現状の英語力に応じて、うまく試験を使い分ける必要がある。症例別に具体的なアドバイスをしたいと思う。

 

 

英検3級・TOEIC300点以下の方

 

初心者(英検3級以下、TOEICスコア300点以下の方)が英語学習を始め、総合的な英語力を獲得しようとした場合、英単語、英文法、リスニング能力、英作能力全ての力を高める必要がある。

また、この水準の方がTOEIC学習を開始した場合、一番大変なのは、基礎を固めている間は中々点数がアップしにくいことである。

また、どの程度学習すると、どの位点数がアップするのか、中々イメージ出来ないことである。(実際にTOEICで270点から505点まで点数アップをされた生徒さんの感想を見て頂くとよく判ると思う。)

結果として、モチベーションを維持するのが大変になる。そこで、段階的に学習でき、合格・不合格が明確である英検の方から開始する方が、モチベーションを維持しやすく、効率よく英語力を総合的に向上させることが出来る。

 

英検2級・TOEIC500点程度の方

 

英検2級まで達した方は、TOEIC学習を開始する事ができるが、まだまだリーディングのスピードや理解力が弱く、語彙力も少なく、英文法にも穴がある場合が多い。

 

従って、TOEIC学習を進める場合、文法の穴をふさぎ、語彙力を強化し、大量のリーディングを行い、速読・速解力を獲得する必要がある。(※TOEICリーディング学習の進め方については、こちらのページを参照して頂きたい。)

 

TOEIC試験を急いで受ける必要が無い方は、英検準1級にチャレンジする方が、総合的な力は高めやすいのは確かである。

 

英検準1級・TOEIC700点程度の方

 

英検準1級を習得した方は、TOEIC学習に移行するのが楽になる。(※英検準1級を取得してTOEIC学習を始めた生徒さんの例を見て頂くとイメージしやすいかもしれない。)英文法力、英単語力共にある程度の水準にある為である。

しかしながら、細かい英文法事項や、ビジネス英単語が弱かったりすることがあるので、ここを潰していく必要がある。

また、人によってはリーディングのスピードが遅かったり、リスニング力が弱かったりすることがあるので、この部分の強化が必要になる。

英単語に関しては、この位の水準の方は、TOEIC公式問題集シリーズのリーディングとリスニングを反復しながら習得していくのが一番楽である。

 

toeic 英語検定2

バランスの取れた英語力を獲得するために。

toeic 英語検定 2つの試験があるが、総合的な英語力アップの為には、2つの試験を組み合わせることをお奨めする。

どちらかと言えば、インプットに比重が置かれているTOEICとアウトプットする力も問われる英語検定をうまく組み合わせる事で、総合的な力を向上させることが出来る という事である。

仕事で英語力アップが必須と言う方は勿論のこと、それ以外の方も時代の変化によって英語は、読む、聴く、書く、話す4技能が問われるようになって来ているので、やっておいて損はないと思う。

2015年6月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic part6 対策

 

toeic part6 対策 の進め方

 

toeic part6 対策 をどのように進めればよいのか分からない・・・という方がいらっしゃるかと思う。

今回は、toeic part 6 対策について述べたい。

 

toeic part6 はどのようなタイプの問題か?

 

toeic part6の問題は主に以下のように分類される。

 

・語彙力を問う問題

・文法について尋ねる問題

・文脈から適切な語彙や文法に答える問題 

 

以上のような問題である。それぞれ問題の詳細は以下で述べたい。

尚、part6のイメージをつかみたい方は、以下のサイトを参照いただくと、イメージしやすいと思う。

http://www.toeic.or.jp/toeic/about/tests/sample06.html


語彙問題

 

英単語の意味、使い方について要求する問題である。

そして、このタイプの問題は〝空欄を含む前後一文だけを読めば解答出来る問題〟と〝前後数行の文章を読まなければならない問題〟に分類される。

 

文法問題

 

part6では文法問題の出題される。時制に関する問題などは頻出項目である。

このタイプの問題も〝空欄を含む前後一文だけを読めば解答出来る問題〟と〝前後数行の文章を読まなければならない問題〟に分類される。

 

語彙力はどのように高めるか?

 

toeic part6 対策 の語彙問題を攻略する為には、当然ながら語彙力そのものを高めなければならない。

その為には、TOEIC公式問題集シリーズを使い、反復しながらTOEIC試験でよく出題される英単語をインプットすることが重要である。

(※toeicに必要な英単語を覚える方法については〝toeic 英単語 覚え方 ~少しでも楽をする為に。〟を参照頂きたい。)

 

文法問題はどのように攻略するか?

 

文法問題では、体系的な英文法を理解した上で、各文法ごとの着眼点を知らないと対応できない。

従って、学習する順番としては・・・ 

 

1.体系的な英文法の理解。

2.体系的な英文法の理解がある程度終了した段階で、各英文法項目ごとのポイントを習得して行く必要がある。

(※体系的な英文法学習の進め方、英文法項目ごとの着眼点を獲得する方法に関しては「toeic part5 勉強法」を参照して欲しい。)

 

toeic part6 文脈

文脈を読み取る力はどのように高めるか?

 

これまで述べてきたように、語彙問題、文法問題どちらに関しても文脈をきちんと把握していないと、解けないタイプの問題がある。

 

従って、語彙問題と文法問題だけど対策をしているだけでは、文脈を読み取る力がなかなか形成されない。リーディングの力が問われているとも言える。

 

普段から英文を読みながら、文脈を把握する訓練を積み重ねることも大事である。

 

文脈を把握するために使うべきテキストは、やはりTOEIC公式問題集シリーズである。これらの英文を読みながら、わからない英文が出てきた時に、辞書を使いながら、文脈を把握しつつ練習を重ねると良い。

(※辞書を使った文脈推測力を高める方法に関しては〝「英語辞書の正しい使い方を知って10倍得をしよう」の中の「英語辞典を使って文脈推測力を磨く方法」〟を参照して欲しい。)

 

toeic part6 対策にも役立つ-多読

 

上記〝語彙問題〟のところでも述べたように〝単語の使い方について尋ねる問題〟がある。

 

この種の問題に対処するもう一つの方法は、多読である。

 

私が実際にTOEICのpart6を解答する時に〝こういう言い方よくするな~〟〝こういう言い回しよくするな~〟と感じることがある。

 

そして、空欄部分に入れるべき英単語を文法や、英単語の語法に気を配らなくても、すぐに解答できてしまうことが多々ある。

 

これは、長年英文を読む作業を積み重ねてきた結果、英文自体が頭に大量にインプットされているからである。

 

この状態を、多読学習を進めてきた結果獲得できた力である。即効性のある方法では無いが、英文を大量に読み続けると、このような力を獲得することも可能である。

 

是非TOEIC公式問題集を使いながら、多読にも励んでいただきたい。(※多読 に関しては以下のサイトを参照して頂きたい。〝多読 英語 学習 の進め方〟)

 

また、TOEIC公式問題集シリーズの問題を使いながら、多読を行うのが1番であるが、 TOEIC part7などでは、英字新聞の記事などが出る事があるので、公式問題集シリーズを使い、英字新聞の記事のパターンを把握した上で、似たような新聞記事で多読を行うこともおすすめである。

(※英字新聞を利用した学習に興味がある方は〝英字新聞 学習法〟も参照して頂きたい。

2015年5月31日 | カテゴリー : TOEIC Part6 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic part 5 勉強法

 

toeic part 5 勉強法

 

toeic part 5の学習を行うにあたり〝どのように学習を進めればよいのか?わからない。〟という方がいらっしゃるかと思う。本日は、 この点について述べたい。

toeic part 5 の問題傾向

 

近年のtoeic part5は、主に英単語の力と英文法の力という2つの側面が出題される形式になっている。

語彙力が半分程度、残りの半分が英文法について問われる形式となっている。2つの側面についてバランス良く対策を進めなければならない。

 

toeic part 5 英単語学習の進め方

 

toeic part5用の英単語学習を進めるために、これだけをやれば絶対だというものはない。強いて挙げるとすれば、公式問題集シリーズのpart 5は勿論、問題集の中に出てくる英単語を少しずつ吸収するということであろう。

 

しかしながら、英単語学習だけをたくさん行っても、リスニング学習、リーディング学習とのバランスの問題があるので、他の学習をやりながら同時に英単語も習得していくというのが1番現実的で効率的な方法であると思う。(※TOEIC英単語の覚え方に関しては〝toeic 英単語 覚え方 ~少しでもラクをする為に。〟を参照して欲しい。)

 

また、語彙力形成に関しては〝忘却の問題〟があるので、復習を効率よく行うシステムの確立が非常に重要になる。(英単語の復習システムについては 英単語 覚え方の〝英単語を復習しやすいシステムを構築する〟を参照して欲しい。)

 

toeic part 5 英文法対策の進め方

 

パート5の英文法力をを上げるためには、まず自分の英文法力について正確に把握しなければならない。

 

これを行わずに、文法の問題集をたくさん解くような事を始めても、うまく文法問題集を活用することが出来ず、時間を費やした割には、あまり力がつかないような事になってしまう。

 

従って、現状把握することが非常に重要なのであるが、以下のポイントについて考えてみると良い。

 

・体系的な英文法の力があるか?

・文法項目別のポイントをしっかり理解できているか?

 

である。以下でそれらに関する具体的な話をしていきたい。

 

体系的な英文法力の重要性

 

体系的な英文法の力がないと、文法問題集を解き、解説を読んでも理解することができない。理解がうまくできないので、当然記憶にも残らないし、応用力が育たない。

 

例えば、関係代名詞が問われる問題を解いていても、その英文の中にingなどが出てくる。この時に、そのingが動名詞であるのか?、現在進行形であるのか?、現在分詞の修飾であるのか?、分詞構文であるのか? などが、ある程度正確に把握が出来なければ正確な和訳ができない。

 

そうすると、関係代名詞の問題自体をうまく解くこともできるようにはならない。また、和訳を見ても、何故このような日本語になるのか?という事も理解できない。

 

また、英文を読んでいると、実に沢山のthatが出てくる。(代名詞、形容詞、接続詞、関係代名詞、同格)その場合thatがどのタイプであるのか?ということが判らないと、英文の構造を満足に取る事すら出来ない。(※色々なthatについての識別を知りたい方は”that 使い方 を理解しよう“を参照して頂きたい。)

 

このような状態で沢山の問題を解いてもほとんど習得するものは無い状態になる。

 

まず、このような段階の方はtoeic part5の学習を行う以前の問題であるので、頭の中に英文法の知識をネットワーク化する準備をしていく必要がある。英文法の体系的な知識を形成する方法は〝英文法力 を効率的に高める学習手順〟を参照頂きたい。)

 

文法別着眼力の重要性

 

英文法の知識がネットワーク化された状態で、いきなり問題を解いても、ほとんど答えることができない場合もあるかもしれない。しかしながら、この段階であまりがっかりする必要ない。

 

なぜなら、文法的な着眼点を持ち合わせていないので、解けないだけかもしれないからだ。

 

文法的な着眼点というのは、以下の様なものである。

 

・時や条件の副詞節のところでは、未来の事でも現在形で表す という部分が問われる。

・使役動詞 have の原形のパターンと過去分詞のパターン。

・recommend という動詞がthat節を取る場合 that S (should )原形というパターンになる。

 

繰り返すが、体系的な英文法の知識が確立されたばかりの段階であると、問題集などで問題演習をこなしても殆ど答える事はできない。それは、上記の様な文法的な着眼点がないからだ。

 

不正解の問題ばかりでも〝自分はこれからどんどん視点を獲得することができるので楽しみだ〟と思っていれば良い。

 

文法別着眼力は、文法問題の正解数を増やすだけではなくて、解答スピードの向上にもつながる。

 

何が問われるかということがわかっていれば、当然答えを導くまでの、スピードも上がるし、余計なことを考えなくてもよいので、頭の疲労も少なくすむ。

 

また、part5で時間を使わなければ、part6、part7に取り組むための時間もより確保できるようになるので絶対に必要な視点である。スピードが要求されるTOEICでは、この様な考え方はかなり重要である。

 

文法別着眼点をどのように獲得するか?

 

文法別着眼点が重要であるということが分かったが 、どのようにそれを獲得すれば良いのか?と思う方もたくさんいるかと思う。

 

一番簡単にこれらの着眼点を獲得する方法は、問題集で一つ一つの問題を解きながら、正解の理由、不正解の理由を自分で説明できるかどうか確認しながら、問題演習を繰り返すことである。

 

例えば、関係副詞whereを選ぶ、問題があったとする。この時に、選択肢の中にwhose which whatなどが入っているとする。

 

問題演習をする時に「~でwhereが正解である。関係代名詞のwhatは先行詞を含む関係代名詞なので、既に前に先行詞があるので、この時点でこれは選べない・・・」などと一つ一つ検証していくということである。

 

toeic part 5 問題集の復習の仕方

 

何度も述べているように、問題集を使って学習をする理由は、文法的な着眼点を獲得するためである。従って、復習をする時には、以下のように進めていけばよい。

 

1.問題を解いてみる。

2.正解と不正解を確認する。

3.正解できたものの中で、明確に根拠を説明出来るものと、出来ないものに分類する。

4.正解の中で、根拠を説明できなかったものを確認していく。

5.不正解の問題を根拠を説明出来るようになるまで復習する。

 

文法的な着眼点を獲得するためには、1つの問題集を何回も反復しながら行う方が楽である。極論を言えば、丸暗記もしない限り、問題と答えを覚えてしまっても良いくらいだ。

 

複数の問題集で、これを行うと、一つ一つの記憶が薄くなってしまうために、なかなか文法的な視点を身に付けることができないので、やめておいた方が良い。

 

焦らなくても、文法的な着眼点が獲得できれば、後から面白いように、問題集を使いながら、問題演習をすることができる。

 

toeic part 5 問題集を解く時は制限時間も設ける。

 

文法的な着眼点を獲得するために問題集を解く時には、だらだらと解くのではなくて、制限時間を設けてやらなければいけない。

toeic本番のことを考えると、文法問題1つを解くのに〝最大〟で30秒までとし、学習を進めると良い。(※1問30秒で40問を解いてもparr5だけで20分を使ったことになる。part6、part7で残されている時間は55分になる。55分で60問の問題をこなすことになる。これでも結構時間的にキツイ。)

 

toeic part 5 で培った力を速読・多読に繋げてみる。

文法的な着眼点が獲得できると、それは速読力向上につながる。先を予測しながら、英文を読み進めることができるようになるからだ。

そして速読力が獲得できると、多読学習を開始することができる。TOEIC公式問題集を利用しながらとんど英文を読んでみることができるようになる。

TOEIC公式問題集を活用しながら多読を始めると、語彙を少しずつ吸収することにもなるので、結果として toeic part 5の対策にも繋がる事になる。(※多読学習に関して興味がある方は〝多読 英語 学習の進め方。〟を参照頂きたい。)

 

2015年5月15日 | カテゴリー : TOEIC 英文法 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic リーディング 勉強法 

 

toeic リーディング 勉強法

 

toeic リーディング 学習は何から始めるべきか?

 

toeic スコア大幅アップを達成した方達の結果を観ていると、そこには共通のポイントがある。それはreading セクションの点数がある程度安定して取れるようになる ということである。

トーイック リーディング セクションで点数を上げたいけれど、どのような手順を取り、学習を進めれば良いのか分からないと言う方も多いと思う。

本日はTOEIC Reading 学習の効率的な進め方についてお伝えしたい。

 

toeic 公式問題集 を使って現状を知る。

 

toeic リスニング 対策 の進め方でも述べたとおりだが、toeic学習はまず自分の現状を正しく分析するところから始まる。この時に一番有効になるのが、toeic 公式問題集 シリーズ である。

リーディングセクションの実際の制限時間である 1時間15分を守り、一度100問全て解いてみると良い。そして、以下のことを分析してみて欲しい。

 

・part 5でどの位正解出来たか?(→どの程度英語基礎力があるか?が判る。)

・part 5では、どのようなタイプの問題で間違えたか?(英文法の問題 or 語彙の問題)

 

・part 6 では、どのようなタイプの問題で不正解であったか?(→英文法の問題 or 語彙の問題どちらで間違えたか?どちらかによって対策は違ってくる。)

 

・part 7 では時間が足りないと感じたか?(→英文の速読力・速解力を養うことでスピードupが可能。)

・part 7では問題の内容によって読み易い、読みにくいと感じたか?(→問題のタイプによって、正答率が違うのであれば、タイプ別の問題集をすることで変わる可能性もある。)

 

toeic リーディング 勉強法 と言っても、状況により対策は大きく変わってくる。

 

toeic パート5が弱い場合。

 

トーイック part5の正解率は非常に重要である。ここで英語の基礎がどの程度あるか?が解かるからだ。

基礎と言うのは、英文法力  英単語力 である。

パート5で正答率が高くない時には、上記2点が弱いということになるが、どちらが弱いのかをキチンと分析しなければならない。

そして、それに合わせた対策が必要になる。

(※toeic part5の具体的な学習方法については〝toeic part 5 勉強法〟を参照頂きたい。

 

英文法力が弱いケースでは2つのケースが考えられる。

 

英文法が弱い場合、スグにtoeic 英文法の問題集に飛びついてはいけない。それは、英文法が弱い場合でも2つのケースが考えられるからだ。

 

・基礎的な英文法が体系的に理解出来ていない。

・各英文法項目ごとに、問われる視点を理解していない。

 

それぞれに合わせた適切な対策を施すことで、toeic 点数のアップに繋がるので、シッカリ見極めて欲しい。

 

基礎的な英文法を体系的に理解していない場合の対策

 

基礎的な英文法が体系的に理解出来ていない場合、toeicの英文法問題集で学習しても殆ど身に付くものはない。

このような方達は、このタイプの問題集をこなしても、殆ど上達している実感がなかったり、スコアアップに繋がっていない筈だ。

英文法が体系的に理解出来ているかどうか?のチェックはtoeic英文法問題集の解説を読み、理解が出来るか?どうかで確認できる。

体系的に理解出来ていると、解説を読んでもすんなり解かるが、出来ていない場合は、解からないはずだ。

この状態の時は、一度toeicの問題集は置いておき、体系的な英文法学習をある一定期間行う方ことをお奨めする。

(※体系的な英文法学習の進め方について知りたい方は〝英文法力を効率的に高める学習手順〟を参照頂きたい。)

 

英文法項目ごとに問われる視点を知らない場合の対策

 

toeic高得点を上げる人や、toeic part5 で正答率が高い方は〝英文法項目ごとに何が重要なのか?〟という視点を持っている。視点が無い人は、体系的な英文法力を持っていても、正解に辿りつけない。

各英文法項目ごとの視点というのは、以下のような視点である。

 

・品詞に関して、副詞が問われる時には、形容詞の修飾をするケースや動詞の修飾などが問われる。

・分詞に関する問題に関しては、ed(過去分詞)かing(現在分詞)のどちらか?を選択させる場合が問われる。

・関係代名詞に関する問題では、主格、所有格、目的格などの選別が出題される。

 

視点を知っているか or 知っていない かで、勿論正答率も変わるが、解答する為の時間が大幅に違ってくる。

part5を早く解答できると、part6、part7で時間をかける事が出来るようになるためスコアアップに繋がる。

また、文法的な視点が多ければ多い程、文章構造の把握が楽になる為、速読力に繋がり、それはまた、設問に解答する時間をかけることができるようになり、さらに得点UPの可能性がある。

このような、文法的視点を獲得する為に有効であるのが〝toeic 英文法問題集の文法項目別問題集〟だ。

問題集で実際に問題を解きながら、どのような視点で問題が出題されるのか?を体感しながら進めると良い。

 

パート5の語彙問題が弱い場合。

 

このセクションで弱い場合の対策であるが、公式問題集の中で出てくる英単語を少しずつ覚えていくのが、懸命だ。

part5のみならず、part6 part7で出てくる英単語で自分が知らない英単語は全て覚えるつもりでやると良い。

効率が悪い方法は、英単語だけで覚えようとするやり方だ。何かと関連付けて覚える方が、記憶の定着も良くなるので公式問題集を反復しながら進めると良い。

toeic 英単語の覚え方に関して興味がある方は〝 toeic 英単語 覚え方 ~少しでも楽をする為に〟を参照してみて欲しい。

 

toeic パート6が弱い場合。

 

このセクションでは、主に英文法に絡めた問題と、英単語の問題 という2つのパターンで構成されている。また、英文を読みながら、文脈がある程度推測できる力も必要だ。以下の点を考えてみると良い。

 

・英文法力、英単語力が弱い場合は、すでに述べたpart5の学習の仕方が有効である。

・文脈推測力が足りない場合は、英文を読みながら、先の展開を予想する訓練が必要になる。

 

(尚、toeic part6 対策について興味がある方は 「toeic part6 対策」 を参照して頂きたい。) 

 

toeic パート7が弱い場合。

 

トーイックpart7が弱い時は主に以下の原因が考えられる。それぞれに対する解決策が必要になる。

 

・英文の構造を正確に掴めず、正確な和訳が出来ない為に、結果として文章全体で何を言っているのか わからなくなる。

・英文の構造はある程度正確に掴めるが、話の流れをキチンと理解していないので、時間がかかり過ぎたり、内容の理解に問題がある。

・語彙力が少ないために、話の流れが掴めなくなる。

 

文章構造が正確に掴めない時は精読練習から

 

基礎的な英文法が体系的に理解出来ているのに、英文を正確に和訳できない人は、精読の訓練を行わなければいけない。(※基礎的な英文法が抜けている人は、精読以前の問題になるので、part5の学習の進め方を参考にしながら、まずそちらを固めることをお奨めする。)

英文を正確に和訳出来るだけで喜ぶのではなくて〝何故このような和訳がにしかなり得ないのか?〟と理屈を重視し、納得いかない部分こそが弱点であるので、そこをシッカリ学ぶ必要がある。

このような理屈を重視しながらの精読学習を繰り返していくと精読が出来るようになるだけではなくて、文章構造の先行きが予測できるので、速読力の形成にも繋がる。

例えば、thatが文章に出てきた場合に「この場合は接続詞のthatだから、that以下の英文が完全な構造になるので、どこが文の最後だろう?」などと考えながら読む事が出来るようになる。

結果として、文章構造を素早く掴めるので、速く文を読めるようになる。(※that に関して体系的な知識を獲得したい方は 〝〝thatの使い方ページ〟を参照して欲しい。)

 

文章構造を正確に掴める時はtoeic 公式問題集で問題を沢山こなす。

 

英文をある程度正確に読める人は、toeic公式問題集シリーズの問題をどんどん読んでみると良い。

勿論、その際に、自分が知らない英単語があれば、ドンドンノートなどに書き出し、スマートフォンなどで撮影し、通学時間中に効率よく復習するのが良い。(※スマートフォンを使った英単語の復習システムの構築に関しては〝英単語 覚え方〟を参照頂きたい。)

 

問題の種類により差がある場合は、種類別に問題演習をする。

 

精読がある程度でき、文章もスラスラ読めるけれど〝ダブルパッセージ問題が苦手だ〟とか〝記事問題〟が苦手だとか問題により、正答率が大きく変わるという方もいるかも知れない。

このような方達は、TOEIC part7に特化した問題集で種類別に問題演習を重ね、苦手なところに焦点を当てるのも良いと思う。

勿論、その際知らない英単語が出てくる場合は、ノートにメモを取り可能であればスマートフォンで撮影し、 スキマ時間に覚えるまで反復すると良い。

toeic リスニング 対策 の進め方。

 

TOEIC リスニング 対策

 

TOEICの短時間スコアアップ達成の方法の一つとしてリスニングの強化がある。

TOEICリスニングは、人によっては訓練を少し進めるだけで、点数が飛躍的に伸びる場合もある。

また、リスニングが苦手な人はリスニング学習に至るまでの過程を理解していなかったり、学習の順番を間違えている場合がある。そこを正しく修正するだけで点数が大幅に伸びる事もある。

今回はtoeic リスニング 対策の効率的な進め方についてお伝えしたい。

 

toeic リスニング 対策 は何から始めるべきか?

 

リスニング 対策と言っても”何から始めれば良いかわからない”と言う方も沢山いるかと思う。

そんな時はまず、TOEIC 公式問題集 vol6を購入し、part2 部分がどれだけ正答できるか?を確認して欲しい。この結果から・・・

 

・正確に英語を聞き取れるか? or 聞き取れない がある程度わかる。

 

toeic part2部分は、5W1Hと様々な時制、色々なタイプからなる短文型の疑問文と答えだ。

したがって、ここで正確に音を聞き取れなければ、音を聞き取る精度は低いと判断できる。

音を正確に聞き取れない段階で、part3や part4を開始しても殆どムダになってしまう。

part3は会話形式なっている為、質問をする人・答える人の受け答えを正確に聞き取れないと太刀打ちできない。

また、toeic part4は長文型のリスニング力を問われているので、正確に聞き取る力とリーディングの力が問われる。

したがって、 toeic リスニング 学習の基本はpart2 からということになる。

 

正確に音を聞き取れない人はPart2からtoeic リスニング 対策 を始める。

 

toeic part2を使い、正確に音を聞きとる訓練を始める際に、重要であることは、英文の答えを読んだ時に・・・

 

・英文を読んで意味がわかるか? or 英文の意味が解からない。

という点である。

答えの英文を読んで意味が解かる時は、基礎的な知識が理解出来ているので、音を聞き取る訓練に専念すれば良いが、逆である場合は、音を正確に聞き取る以前に、英語知識そのものが不足しているので、基礎整備を早急にすることが重要になる。

 

英文を読んで意味が解かる人は英語を正確に聞き取る練習を徹底する。

 

toeic part2でリスニングの練習をする時に、答えの英文をみて理解出来る人は、英語を聞き取る訓練に専念すると良い。音を正確に聞き取る訓練をする為には以下を行うと良い。

 

・ディクテーション

・正確に聞き取れた音を何度も聞き、音自体を頭にインプットする。

 

まず、少しずつでも良いので、英語の音に対して耳の精度を上げなければいけない。この時に有効であるのがディクテーションである。

次に、ディクテーションをやりながら、正しく聞き取れるようになった音を頭の中に定着させる必要がある。正しい音が頭の中に増えてくると、正しく英語を聞き取れる確率も上がる。

 

ディクテーションの進め方

 

1.TOEIC part2の問題1つ分をを選択肢も含めて最初から最後まで聞いてみる。

2.問題1つ分全体を通して聞き、ハッキリ一度で、ある程度分かるようであれば、それ以上聞く必要はない。聞き取れない部分があれば、数回位聞く。

3.1つ分の問題の輪郭が把握できたら、一文ずつ止め、書き出す。この時に曖昧な箇所があれば、さらに数回聞く。

4.数回聞いた後も不明な部分は、空欄にする。カタカナで書き出せそうな場合は、カタカナで記す。

5. 上記手順で1問分を選択肢も含めて終了させる。

6.1問分が終了後、全体を眺め、文法的誤りに気付いた場合は、違う色で訂正する。

7.カタカナで埋めきれなかった空欄部分を、文法的な知識で補充出来れば、違う色で記す。

8.TOEIC公式問題集のリスニングスクリプトを眺め、誤りを赤で訂正する。

9.もう一度1問分を選択肢も含め、全体を聞く。

英文を読んで意味が解からない人は、短い文章を正確に理解できるようにする。

 

toeic part2 部分をやり、正答率も低く、解答の英文を読んでも意味が解からない人は、英語を正確に聞き取る以前に、根本的な基礎力が欠けている。

ここで言う基礎力というのは、基本となる英文法や、英単語力ということだ。

この状態では、いくら英語を正確に聞き取る練習をしても、殆ど力が伸びないので、英文法力の構築を基本とした基礎力整備に全力を尽くすべきである。

基礎力を効率的にアップさせたい方は「toeic 初心者 勉強法の中の〝リーディング 基礎力が無い人の勉強法〟 」を参照してみて欲しい。

 

正確に音を聞き取れる人は何をするべきか?

 

toeic part2が殆ど出来る人は、音を正確に聞き取る力がある為、toeic part3 or toeic part4から学習をスタートすることが出来る。

うまくこなせる様であれば、以下のポイントに注意しながら、どんどんこなしていけば良い。

 

toeic part3・4で toeic リスニング 対策 を始めた時の注意点。

 

toeic part3 やtoeic part4から対策を始めた時に、注意しなければならないポイントがある。

 

・音の速さに付いて行けるか?or 行けないか?

・英文が長くなってもそのままの語順で理解出来るか?or出来ないか?

 

上記2点に注意しながら、part3・4のリスニング学習を進めていくと、より効率的に学習を行う事が出来る。

 

toeic part3・4でうまく学習をこなせる人は語彙力を高める努力をする。

 

を正確に聞き取る事ができ、速さに付いていくことが出来、英語が流れてくる語順でスムーズに理解が出来る人は、リスニング学習を進める上での充実した基礎力があるので、どんどん英語の音を頭の中にインプットしていくべきだ。

toeic 公式問題集を使いながら、様々な形式の問題に慣れ、自分の知らない英単語を含めた英語表現を貪欲に吸収すれば良い。

語彙を吸収するには、通勤や通学時間などを利用し、話の内容を理解することに努めながら何度も聞いていると、特段覚えようとしなくても、ある程度勝手に吸収することが出来る。

 

 toeic part3・4でうまく学習をこなせない人が考慮すべき点。

 

part3部分やpart4部分で〝英語の速さに付いて行けない〟or〝流れてくる英語の語順のままで考えることが出来ない〟と言う人は、リスニングの問題ではなくて、長文リーディングにおいて問題を抱えていると考えられる。そこでまず以下を考えてみて欲しい。

 

・英文を読んで解かるか?or 解からないか?

 

英文を読んで意味が理解出来る人は、速読力に問題があると考えられる。一方、英文を読んで理解が出来ない人は、英文が長くなった場合の文章構造の把握が上手く出来ていない可能性が高い。

英文を読んで解かる人は、速読力を上げる訓練をする。

 

英文を読んで意味が理解出来る人けれども、音のスピードに付いて行けない人は、英文を読むスピードが遅い事が理由だ。速読力を向上させることで、耳の速聴力も向上する。

速読力を磨くには、英文を沢山読む事が重要であるが、必ず書かれた英文の語順通りに読むという事だ。後ろから読む事や前後に行ったり来たりしながら英文を読んではいけない。

 

英文を読んで解からない人は、リーディング力を上げる訓練をする。

 

TOEIC part2を殆ど正解でき、文字にした状態で読んでみても理解できるのに、part3・4で英文を読んでも理解出来ないという人は、英文を読む力がないと考えられるので、リーディング学習を行うべきだ。リーディング学習を行う際に気をつけるべきポイントは以下である。

 

・英文の構造をキチンと取れているか?

・英単語の意味を正しく理解しているか?

 

文章構造を正確に分析できない人は、一日も早く英文の構造を分析できるように、精読の練習をしなければならない。

 

 

toeic 初心者 勉強法

 

toeic 初心者 勉強法 ・ 学習手順

 

季節が変わりTOEIC学習を始めようと言う方も多いと思う。今回はTOEIC初心者(TOEICスコアが500点以下の方)が効率的にスコアアップをする為の学習方法について記したい。

 

toeic 初心者は何からするべきか?

 

toeic初心者の方は、何から学習を始めれば良いのかよく解らない・・・と言う方も多いと思う。

また、一概に初心者と言っても英語を過去に勉強し得意だった人と、英語が苦手でこれまでシッカリ英語学習をしてこなかった方では状況は全然違う。

まず自分の現状を正確に知ることが何よりも重要である。

 

toeic公式問題集で現状を知る。

 

自分の英語状況を正確に、客観的に知る為には”TOEIC公式問題集vol6”を購入し、一度本番と同じ状況で(Listeining45分。Reading1時間15分。)問題を解いてみることから始めるのが良い。

そして、単にスコアが凡そどの位であるか?だけではなくて、どのような問題を抱えているのか?を正確に把握することが重要だ。

 

toeic初心者はtoeic公式問題集から何を知るべきか?

 

自分がこれから何を学習するべきか?が重要であるので、Part1~Part7までのパート毎の正解数をカウントするだけではなくて、Listening section、Reading sectionで必要な情報を拾って欲しい。

Listening sectionから知るべきこと。

part2では〝どの位英語の音を正確に聞き取れているか?〟判断できる。

→ここで、正解率が半分以下の場合は、音が正確に聞き取れておらず、リスニングの基礎力が無いことを意味している。

 

part3,4では〝音が正確に聞き取れているか?〟に加えて〝リーディング力がどの程度あるかどうか?〟が判る。

→ここで正解率が半分以下の場合は、音を正確に聞き取れていないことに加えて、英文を正確に読めていないことになる。リスニングとリーディングの基礎力両方が無いことを意味している。

Reading sectionから知るべきこと。

 

part5では〝基本的な英文法力と英単語力があるか?〟が判断できる。

→ここで、正解率が半分以下の場合は、英文法と英単語力に問題がある。リーディングの基礎力がない 事を意味する。

 

Part7では〝基本的な英文法力、英単語力、英文の構造を正確に取れるかどうか?〟が判別できる。

→ここで正解率が半分以下の場合は、英文法の体系的な理解不足と英単語力から生じるリーディングの基礎力不足を意味する。

 

toeic初心者スコアアップのポイントはリーディング基礎力があるか・無いか?

 

初心者が、TOEIC学習を始める場合にポイントになるのは、リーディングの基礎的力がどの位あるか?ということである。

基礎的力と言うのは、英単語力、英文法力、リーディング力、リスニング力 などが含まれるが、特に重要であるのはリーディングの基礎力、特に英文法力と英単語力である。これらは、リーディング能力、リスニング能力どちらにも関連があるからだ。

したがって、英文法力と英単語力が低い人は、まず、この部分を改善しなければならない。

 

・TOEIC 英単語の覚え方に関して気になる方は「toeic 英単語 覚え方 ~少しでもラクをする為に。」を参照頂きたい。

・一般的な英単語の覚え方に関して興味がある方は「 英単語 覚え方」を参照頂きたい。

 

リーディング基礎力がある人の勉強法。

 

英文法力がある程度あり、英文の構造がある程度取れる人は、TOEIC公式問題集を使いながら、問題演習をこなし様々な問題形式に慣れていけばよい。

その際、勿論自分が知らない英単語・英語表現は積極的に覚えていくべきだ。ただし、一度に全てを覚えられなくても良い。

問題をやりながら一度最初から最後まで一冊の公式問題集をやり終えたら、再度また最初から同じ公式問題集を解いてみて欲しい。

勿論、この段階でも、覚えきれていない英単語・英語表現は積極的に覚えていく必要がある。このようにして、9割程度覚えるものを覚えてしまえたら、新しい公式問題集に移行して同じ作業を繰り返してみて欲しい。

 

リーディング基礎力が無い人の勉強法。

 

基礎力がない人は、TOEIC公式問題集に初めから取り掛かるのではなく、基礎固めをまず最優先するべきである。

ここで言う基礎というのは、主に英文法力の基礎のことである。体系的な英文法力を構築することである。

TOEIC公式問題集のパート5部分で、 正解が3分の1以下の人は、基本的に英文法力が無いと考えて間違いない。このような人達が基礎力がある人達と同じように、問題演習をこなしてもなかなか頭に入ってこないはずだ。

それは理解しながらインプットしていくことができないからだ。TOEIC公式問題集の解説を読んでもほとんど理解できないはずだ。

理解しながら学習していく為に、先に基礎力を整備する方が賢明である。英文法の学習の仕方に関しては”英文法力を効率的に高める学習手順”を参照して頂きたい。ある程度体系的な英文法の力を獲得してから、再度問題に取り掛かると学習効率が大幅に上がる。急がば回れだ。

ある程度、体系的な英文法が出来るようになったらPart5部分をもう一度解いてみると良い。正解率がある程度上がり、間違った問題に関しても、解説を読むと理解できるはずだ。この段階になったら〝リーディング基礎力のある人の勉強法〟を始めると良い。

 

2015年3月28日 | カテゴリー : TOEIC学習法 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

toeic 英単語 覚え方 ~少しでもラクをする為に。

 

TOEIC 英単語 覚え方 ~少しでもラクをする為に。

 

TOEICスコアアップを目指す方が悩む問題の一つに語彙力の問題がある。

『何度も何度も覚えているのに忘れてしまう・・・』と悩んではいないだろうか?

生徒さんが実際に行い、効果があった方法を御紹介する。

 

TOEICで英単語を覚える為の戦略

 

時間を投入している割に、全然英単語を覚えられない 方は、英単語を覚える為のアプローチが間違っているケースが多い。

例えば、英単語帳を使いとにかく何度も何度も反復するというパターンだ。単語帳を使ってTOEIC試験に必要な英単語を覚えることに問題が無い方は、もちろんこのやり方を続けると良い。

ところが、多くの方はこれではうまく行かない。戦略的に語彙力形成を行っていないからだ。戦略というのは以下だ。

 

・英単語の忘却は避けられないという前提で学習を進める。

・可能な限り忘れないように、仮に忘れても思い出せるようなアプローチをする。

・TOEIC試験に出る形で可能な限り覚える。

 

英単語を忘れるのは仕方がない。

 

TOEIC試験勉強を行うプロセスで、英単語が覚えられないからと言って、嫌になったり、最悪の場合諦めてしまう方がいるが、これは人間の記憶のメカニズムからは当然の事なので、ガッカリする必要はない。そういう物だと割り切って欲しい。

また、方法を少し工夫するだけで、かなり英単語形成は出来るようになるので、安心すると良い。

語彙力増強を行う際に、重要なのは、忘れる前提で学習を進めながらも、忘れるロスを可能な限り減らすことと、忘れたものを効率よく記憶に再度定着させることだ。

 

TOEIC英単語を忘れない為に基盤作りを大切にする。

 

『英単語を覚えられない』と訴える生徒さん達を観ていると、ある一つの共通点がある。

それは、英単語と意味だけで覚えようとしていることだ。

例えば、renowned =『有名な』 これだけで覚えようとする。この英単語がどのような背景で使われていたか?を殆ど覚えていない。

覚えるべき英単語の数が極めて少ない場合、長期的に記憶に留める必要がない場合は、これでも良いかもしれないが、膨大な数の英単語、長期記憶の必要性がある場合は、これではスグに忘れてしまう。

英単語を覚えられる生徒さんは、『こういう話の中で出てきた』というように背景まで理解しているか、何か自分の持っている知識に関連させているケースが多い。

したがって、TOEIC英単語学習を効率よく進めるには、英単語の記憶を定着させるための基盤整備も必要になる。

 

TOEIC公式問題集を反復しながら覚える。

 

英単語の基盤作りとして有効なのは、TOEIC公式問題集を覚えてしまう位、何度も読みながら、解きながら、聞きながら反復することである。

その際、その過程で、解答を覚えてしまっても良い。(但し、設問に答える際は解答の根拠を説明出来るようにする必要がある。)

というのも、反復しながら語彙力形成を行うことが、TOEIC公式問題集を反復する主たる目的だからだ。

このようにしていくと、話そのものを覚えることになり、覚えていない英単語に対して『あの話の中で出てきた英単語だ』という風に、英単語に対する背景が出来上がる。そうすることで、背景なしに英単語を覚えた場合と比べて、記憶の定着が良くなる。

また、仮に忘れた場合でも、何も知らない英単語を覚えるのとは違い、復習する事で、記憶の定着が格段に良くなる。

一つのTOEIC公式問題集を覚える位やり込んだら、別な公式問題集にもチャレンジして欲しい。TOEIC公式問題集シリーズ(全6冊)を終了する頃には、かなりの語彙力が形成されている。

ただし、このやり方で一つ問題が生じる。

それは、投入する時間に対して(反復する時間に対して)覚えられる英単語が僅かしか無くなって来るケースだ。1時間で覚えられる英単語が2つや3つでは時間が勿体無い。

そういう時に次の戦略が有効だ。

 

TOEIC公式問題集ベースの英単語帳で覚える。

 

TOEIC公式問題集を何度も反復して、英単語を覚えていくと、殆ど覚えるものがなくなり、反復することに時間を費やすこと自体が、無駄になってくるという場面が訪れる。

その際に有効であるのは、TOEIC公式問題集のデータを元にした英単語集である。

ある程度英単語を覚えた段階で、英単語集を使い始めると、TOEIC公式問題集を通じた学習での英単語の取りこぼし部分を効率よく吸収できるようになる。

英単語帳の中の殆どの英単語が分らない段階で、覚えようとすると印象が薄くて覚えにくいが、自分が知らないものが僅かであると、モチベーションも上がり、覚えるのはそう難しくない。

 

TOEICに出てくる形で英単語を覚える。

 

 TOEIC公式問題集を通じて、英単語を覚えることのもう一つのメリットは、その英単語がTOEIC試験で実際に使われる形で覚えられることである。

例えば、complimentary という英単語は、何度も公式問題集をやっていると『complimentary drink』のような形で 出て来ることが分る。

また、この部分を、実際の設問では、別の言い換えで出てくるという事まで覚えてしまうことが出来る。『free drink』などという形だ。

英単語そのものを単純に覚える場合と比べ、記憶の定着も良くなり、試験に出る形で覚えているので、実践的な側面からも有効である。

単に英単語だけを覚える場合と違い、応用性を持った英単語知識となる。

2015年3月13日 | カテゴリー : TOEIC英単語 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic