TOEIC200点台の人がやってはいけない事。

TOEICで200点台の人がやってはいけない事は、基礎力なしでTOEIC対策の講座などに通うことだと思います。

私の教室にもたまにそういう方がお越しになるのですが、そのような方には私ははっきりと言います。

『今の状態でいるTOEIC対策を始められると時間とお金を無駄にしますよ。』

200点代の方は中学校レベルの総合的な基礎力が欠けています。英単語、英文法全てにおいてです。ですから、まずここを固めなければいけないのです。

多分このレベルの方たちは、まず何から勉強すればよいのかという事自体もわかっていないと思うので、まず英語学習のやり方から学ばなければいけないと思います。

いずれにしても中学校レベルの英語力を早く獲得する事を考えなければいけません。中学校レベルの基礎力がないと、TOEICの公式問題集をやりこんで対策を取るという事すらできないのです。

キャッチボールができないレベルの人に野球の試合をしなさいと言っても無理なのと理屈は同じなのです。中学校レベルの基礎力がない方達がTOEIC対策をやるというのは、キャッチボールができない人達に『野球の試合に参加していると野球が勝手にできるようになりますよ』などといかがわしいことを言っているのと同じ状態になります。

どうぞ騙されないように注意してください。

2014年2月18日 | カテゴリー : TOEIC学習手順 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

TOEIC高得点と非正規雇用

TOEICで900点後半を取っていて、英検も1級をとっているのに非正規雇用だという方の話が書かれていました。

上から目線で言う訳では無いのですが、英検でもTOEICでもそうですが、資格あくまでも資格なので、その肩書きだけで仕事が入ってくると考えるのはやめた方が良いように思います。

今の時代は、この資格だけでは仕事に付くことができないでしょう。日本人の多くが勘違いしているのが、TOEICで高得点を取ったり、高い資格を持っているだけで仕事が手に入ると思っているというところであると思います。

TOEICのスコアはもちろん高ければ高いほど良いでしょう。しかし 、その点数だけでお金が稼げるというわけではないと思います。私はこういう方達は一度、何でも良いからモノやサービスを売ってみるという事を体感した方が良いと思うのです。

モノやサービスが売れるようになるために全力を尽くせば、ほとんどの能力は勝手に身に付くと思います。電話での対応方法や、新規のお客さんからのメールでの問い合わせに対する返答、リピーターのお客様に対する対応、全てを死に物狂いで体験すると答えが身に付くようになり、すべての能力が身に付くことにより、自分でビジネスを始めることもできますしそのくらいのレベルになると、誰もが欲しがる人材になっているので結果として正規雇用の道も必ず開かれると思います。

TOEIC理解度とスピード

私がTOEICのPart7の正当率を上げようと本気で対策した時に考えた事がありました。

それは、スピードと理解度のバランスでした。スピードを上げるとどんどん読んでいくことができるのですが、問題を解こうという段階になった時に、結構頭の中に内容が残ってないということに気がついたのです。

また、理解度を上げようとTOEICの問題をじっくり読むとスピードが足りなくなるという状況になりました。

そこで、自分なりにTOEICスコアを上げるために、理解力を上げる練習とスピードの維持のバランスをうまくとる練習を始めました。

結論から言うと、1つの問題に挑む時にどのくらいの時間を使って良いのか?ということを考えながら=限時間を意識しながら徹底的に問題を解いていきました。

そうすると私の場合は本文を読むのに95%ぐらい時間を使い、設問を解くのに5%くらい時間を使うとちょうどバランスが良くなったのです。

今ではTOEIC問題を解く時にほとんど問題文に帰ることがなくなりました。頭の中でほとんど記憶しているからです。

私のやり方がいいというわけではありません。TOEIC学習をしている方が自らの理解度合いとスピードを考えながら学習することが重要だということを訴えたいのです。

2014年2月16日 | カテゴリー : TOEIC学習法 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

TOEIC点数と英会話力の関係

TOEIC点数と英会話力の関係ついて「TOEICが満点でも話せない奴がいる。話せないのだったらしょうがない」という類をよく言う方がいますが、私はこういうことを言う人達は、大体英語が出来ない人達なのだと思います。そしてもう一つは、物事の本質が見えていないのだと思います。

TOEIC満点でも話せない人がいるというのは、事実だと思いますが、TOEIC  330点の人よりはを話せる人が多いように思うのです。  1部の例外を、煽っても仕方ないように思います。

英会話というものは、定義それ自体が難しいもので、ブロークンな英会話でも良いから相手との意思疎通ができている ことを英会話と呼ぶのなら、それもありなのかもしれません。英文法なんて知らなくても、知っている英単語の数が少なくても、コミュニケーションが取れていれば英会話なのでしょう。英会話が出来ないというのをどのように定義するかによって状況は大きく変わると思います。

ブロークンな英会話を正当な会話と認めないのであれば、TOEICの点数が高い人の方が圧倒的に会話能力は高くなるでしょう。頭の中にある知識量自体が絶対的に違うわけですから。そして、TOEICの点数が高いけれども今現在は英会話ができないという人の方が、将来の伸びしろもずっと大きいでしょう。

2014年2月15日 | カテゴリー : TOEIC 英会話 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

付け焼刃的TOEIC対策は提供しない当英語教室

インターネットで情報閲覧していると、 TOEICや英検を英語学校で教えている先生が「 TOEICや英検学習で学校にに来る人は短期間での結果を求めて通学してくるのだけれども、付け焼き刃的な対策では何もできないから教えていて虚しさを感じる」と書いていました。そしてそれに対する意見として「そういう対策を受ける上で、最低限の英文法や英単語が必要だ」とか「英文解釈の練習でもしておいた方が良いのではないか?」という意見が書かれていましたが、私はこれに全面的に賛成です。

当英語教室 HOSHINO ENGLISHでは、このような付け焼き刃的な授業は提供してないのですが、そのような短期的レッスンを提供しないのは、簡単に言うと「お金と時間ばかりが無駄になって何も得るものはない」ことと「生徒さんがレベルアップする様子を私が見られないと、私自身が嫌気が差す」からです。

せっかく教室にお金を払ってくれるのであれば、それに見合う分働きたいというのが、私の自然な欲求です。

私が本当に悪魔に魂を売るのであれば、英語市場にはTOEIC学習の仕方が何たるかがわからないカモになるような人達がたくさんいるのはよく知っているので、こういう人たちをターゲットにして、ありとあらゆる手段をを駆使しているでしょう。

消費者ももう少し英語をしっかり勉強して、TOEICで点数を上げるために必要の事は何か?ということを考えると英語業界全体のレベルアップにもつながるように思います。

TOEIC23回満点の方の鋭い着眼点

書店などに行くと、 イングリッシュモンスターと言うニックネームで本を出版されている菊池健彦さんという方がいらっしゃいますが、 TOEIC 990点満点を23回連続で獲得したというところも勿論凄いことなのですが、菊地さんの情報をネットで見ていると、一時期引きこもり当然になった時期があり、 1日中12時間余り数年にわたって英語を勉強し続けたという点が常人ではないと思います。

やはり、何かの道で極めるには、このくらいの情熱がないとその領域には達することができないでしょう。

この方の言っていることで.興味深く鋭いと思うところは「発音などはネイティブには及ばないけれどもリーディングであればネイティブになれる」とおっしゃっているところです。

私はこの菊地さんのようなレベルでは無いですが、この意見には非常に賛同できます。

TOEICの問題なども、例解いてみるとわかると思うのですが、ネイティブと私の英会話力の差ほどには、ペーパーテストであれば大きな差にはならないでしょう。実際に私はかつて、TOEICではなくてケンブリッジ英検を向こうで受けたときですが、この試験に向けて学習をしていたところ、私の家族の答えが間違っていて私が正解であるということも結構あったのです。読むほうは努力でどうにかなるのかもしれません。

しかし・・・・TOEIC満点 23回で連続というのはすごいものです。尊敬いたします。

英語が苦手な人はTOEIC part5から攻めるのも一つ。

TOEICpart5がちょっと苦手・・・・と言う方はもちろん、総合的に英語力がないから、 part 6やPart7をやろうにも非常に苦労するという方もいらっしゃると思います。

そんな方はどうすればよいでしょうか?

私がオススメするのはPart5の問題を中心にまず取り組んでみるというものです。このセクションをやる理由はいくつがあるのですが大きく分けて以下になります。

・書かれている英文が短い。

・英文法の問題を学習することができる。

・TOEICに出てくる英単語に慣れることができる。

Part6やPart7の長文リーディングは、文章が少し長くなるので英文が読めない人にとっては大変ですが、Part5であれば文章は短いのでそこまで苦労はしません。言うまでもないですが、英文法の問題を反復していることで、その部分のスコアアップにもつながります。そして当然ながら、英検などには見られないような英単語がTOEICにはありますので、この部分をしっかり覚えることが必要になりますが、この点においてもPart5はぴったりなのです。

私の生徒さん達を見ているとPart5の部分に自信を持ってから(英文法がある程度固まったところで)長文対策を始めた人が、かなりの確率でスコアアップしているのです。

2014年2月12日 | カテゴリー : TOEIC学習法 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

韓国とTOEIC点数

韓国のTOEIC事情の記事を読んでびっくりしました。

点数が600点の人の平均年収が1万2,000ドル、それに対して800点以上を取得した人の平均年収は3万5,000ドルとおおよそ3倍ほどの開きがあるという話です。

この数字は本当だと思うのですが、この数字には少しトリックがあるようにも思います。

私は、 800点を取得したから高い給料が得られる仕事に付けた訳ではないように思うのです。

韓国は、 トップ企業に入社することが難しい社会だと聞くので、いわゆる勝ち組は、そのような企業に入社する段階でTOEICの点数などは軽く800点を超えているのが当然だと思うのです。

入社してそれなりに給料もらってている人に対してTOEICの点数を聞けば、当然高い点数になるのは目に見えていると思うのです。

そしてもう一つ思うのは、TOEIC800点をとるのは、さして難しいことではありません。しっかり勉強やれば誰でも取れる点数だと思います。

小学校や中学校から塾に通わせたり家庭教師をつけて、英語を必死に学習させる韓国人にとって、この点数を取るのはあまり難しい事では無いようにも思うのです。

ですから、この数字にはどうも、実情とは少し離れている部分があるように思えてなりません。

TOEIC学習方法の勘違い3

TOEICテストでスコアアップができる方の中に問題集をたくさんすることのみを行って、高得点をマークした方は1人もいない とお伝えしましたが、どのような方がスコアアップをしたか?という話を書いていきたいと思います。

まず皆さん共通しているのは、ある一定期間一生懸命TOEIC学習に取り組んだということです。一日2時間位をやってる方が多いように思います。

次に共通している点は、スコアアップされる方は基本的な英文法をきちんと理解しているという部分です。英文法の理解無しに大幅な点数が上がった方はこれまで1人もいません。

本人が英文法苦手だとおっしゃっていても、皆さん最低でも8割以上はPart5で取れているというのが共通点です。

最後の共通点は、 TOEIC公式問題集をやりこんで学習する時に、自分が覚えていなかった問題や、理解していない部分をそのまま放置しないということです。

覚え切れていない部分は、皆さん覚えるまで何度も反復していましたし、理解できない部分はレッスン中に私に尋ねたり、自分で参考書等を使い調べたりして必ず解決していました。

このように。スコアはアップした方を見ると、 TOEICの学習をしていても、実際に英語を使う時に直結した知識になっているという点です。

2014年2月10日 | カテゴリー : TOEIC学習法 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic

TOEIC学習方法の勘違い2

これまで企業様相手にTOEIC出張レッスンに出かけた時に、大幅にスコアアップをしている人の中に、 TOEICの問題演習を反復することで点数が大幅に上がったという人は誰一人もいませんでした。また、私が生徒さんとTOEICレッスンをやっている時も同じです。

ではどのようにすれば、スコアは大幅に上がるのでしょうか?

それは「英語力そのものを上げる普通の努力をする」ということなのです。

大学受験を控えている受験生が、英語の長文問題を読めないからと言って.文章の構造を分析したり、英単語を覚えるという努力なしに、パラグラフリーディングをやるとか、全国の大学入試英語問題を解きまくるという事はほとんどいないでしょう。

地道に英単語を覚えたり文章の構造理解できるようにするために努力をするはずです。(最近は、ゆとり教育の為か、そういう学生も減りつつあるのだが・・・)つまり英語力そのものを上げるような努力をするのです。

ところが、TOEICに関しては、様々な教材等を販売しようと言う商業的な背景があるからなのか、何かしらのテクニックや問題演習をたくさんやることで点数が大幅に上がるという妄想が広がっているように感じます。

ここで少し冷静に考えてみてほしいのですが、そのようなやり方で点数が上がるのであれば、企業がそのような試験を、人材選別をする時の一つの基準として本当に使うであろうか?ということなのです。

そんなアホな企業は無いはずです。

2014年2月9日 | カテゴリー : TOEIC学習法 | 投稿者 : hoshinoenglishtoeic